『グルメ宝島』には連載20回分を収録 『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画…
画像ギャラリー月刊誌『おとなの週末』の好評連載「口福三昧(こうふくざんまい)」(計146回)は、漫画家のラズウェル細木さんが、試行錯誤を繰り返しながら食を楽しむ様子を描いた漫画エッセイです。連載をまとめた単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ グルメ宝島 美味しい食の探検へ』(講談社ビーシー/講談社)が好評発売中。単行本未収録の雑誌掲載作を『おとなの週末Web』で特別公開します。
明治41年創業の崎陽軒、シウマイは昭和3年に誕生
今回ご紹介するのは、「弁当の置き方で味わいが変わるのか【後編】」の回(『おとなの週末』2022年6月号掲載)です。
崎陽軒(横浜)は1908(明治41)年の創業。名物の「シウマイ」は1928(昭和3)年に誕生しました。「横浜ならではの駅弁をつくりたい」という思いを込めてシウマイの妹分として、1954(昭和29)年から売り出されたのが、「シウマイ弁当」です。
この人気のお弁当を4通りの置き方で味わってみる回の後編です。前編では、「ご飯が右で、おかずが左」の横長ポジションを試しました。後編では、前編とは逆の「おかずが右で、ご飯が左」から始めて、次に縦長ポジションの「ご飯が上で、おかずが下」を。最後に、スタンダードな“正面”となる「おかずが上で、ご飯が下」で味わいます。ラズウェルさんが一番気に入った食べ方は―――。
『グルメ宝島』には連載20回分を収録
『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画と文章でつづった「漫画エッセイ」です。漫画と文章に加え、写真付きの「おつまみレシピ」も。食に関して幅広い知識が得られる盛りだくさんな内容で、人気を博しています。
単行本『グルメ宝島』には、『おとなの週末』2015年9月号~2017年5月号に掲載された「口福三昧」の中から20回分を選び、収録。冒頭では、「宅飲み・仲間飲みが3倍楽しくなる!簡単激旨レシピ」として、「コンビーフと厚揚げの赤ワイン煮」など、ラズウェルさんが厳選した絶品おつまみ7品をカラー写真で紹介しています。
ほかに、単行本オリジナルのコンテンツも掲載。「ここが美味しい食の研究所 ラズウェル細木の台所公開!」は、食の探究に余念がない著者の自宅台所を図解した貴重な内容です。
※現在は当時の状況と異なる場合があります
『グルメ宝島』(講談社ビーシー/講談社、1430円)
ラズウェル細木
1956年生まれ、山形県米沢市出身。漫画で呑兵衛達の心をくすぐり続けて15年超。旨い食と酒を求めて庶民目線で描いた作品が人気を博している。代表作に『酒のほそ道』(日本文芸社)、『う』(講談社)、『大江戸酒道楽』(リイド社)、『ときめきジャズタイム』(ジャズ批評社)などがある。2012年、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2010年、米沢市観光大使に就任。月刊誌『おとなの週末』(講談社ビーシー/講談社)で2010年から連載していた「口福三昧」は2022年8月号で終了し、9月号からは“卵特化型漫画”としてラズウェルさんの新作「作る!食べる!たまGo!!」が始まっています。