ご存知、ニューヨーク発のハンバーガーレストラン『Shake Shack(シェイク シャック)』が、日本初のカレーバーガーを夏の期間限定メニューとして2023年7月26日より販売開始します。しかも、東京・大久保の人気店「SPICY CURRY 魯珈(ロカ)」の店主・齋藤絵里さんが監修しているというから絶対旨いはず。ということで、ひと足先に食べてきました。
画像ギャラリーこの夏しか食べられない日本限定メニュー
世界各国に450店舗以上展開しているハンバーガーレストラン『Shake Shack(シェイクシャック)』。日本に進出したのは2015年。「外苑いちょう並木店」を出店以降、2023年7月時点で東京・神奈川・静岡・京都・大阪に計13店舗を展開しています。
『シェイク シャック』はこれまで、地域に根付くをモットーに、出店地域のレストランやベーカリー、菓子店とコラボをし、さまざまなメニューを生み出してきました。そして2023年夏、着目したのが「カレー」。
人気スパイスカレー店『SPICY CURRY 魯珈』の店主・齋藤絵里さん監修のもと、日本オリジナルの「カレーシャック」(シングル1133円)が誕生しました。2023年7月26日〜9月中旬の限定メニューとして提供されます。
『SPICY CURRY 魯珈』は、取材を含めて数回伺ったことがあり、そのおいしさを知っている身としては、このハンバーガーを食べないわけにいかない! と、ひと足先に『シェイク シャック』日本1号店の「外苑いちょう並木店」でいただいてきました。
カレー味でも『シェイク シャック』らしい“一体感”は健在
「カレーシャック」は、このメニューのためだけに作られたカレーソースを使用しています。こちら、ガラムマサラ、ブラックペッパー、レッドチリペッパーなどをブレンド。スパイシーな香りと味を表現しています。
そこに至るまで、ベースの「シャックバーガー」に合うソースを考え、何度も改良を加えたそう。さて、そのお味は如何に!?
ガブッと食べると、ホルモン剤フリーのアンガスビーフを100%使用したパティやモッツァレラチーズの旨み、フライドオニオンの甘み、さまざまな食材の組み合わせが一体となって口中に広がります。
バンズ、具材、ソースの一体感……これは、ひと口でタテに食べられる高さに設定されている『シェイク シャック』のハンバーガーすべてに通じること。カレーバーガーを通して、『シェイク シャック』のハンバーガー自体のおいしさを改めて実感させるとは恐るべし。
そして、カレーバーガーで忘れちゃいけないのが、細切りしたニンジンのピクルス。スパイスカレーにおけるアチャールのような存在感で、副菜と一緒に混ぜ合わせて食べていく『魯珈』のカレーを思わせます。シャキシャキとした食感も含め、いいアクセントになっています。
フライから感じたカレーソースのポテンシャルの高さ
ハンバーガーだけでなく、人気の「フライ」(ポテトフライ)もカレー仕様に! カレーシャックよりも、カレーソースのスパイシーさをガツンと感じたのが「カレーフライ」(836円)。どうやら、フライにカレーソースをかける前にガラムマサラをふりかけているのだとか。それで、スパイスの深い香りを感じられるのかぁ。
外サクッ、中ホクッがデフォルトですが、食べ進めていくうちに、ソースでしなっとなっているフライもあります。そのソースしみしみの状態もこれはこれで旨し。
この日はレモネードを飲んでいて、口の中をサッパリさせてくれます。でもホントは、ビール(シャックマイスターエール)がほしくなる! あと、ポテトフライの上にフライドオニオンがのっていて、これがそのシャックマイスターエールに漬け込んだあとに揚げているそう。それは合わないはずがない!
ポテトフライとフライドオニオンってフライ×フライじゃね? と思うかもしれませんが、玉ねぎの甘みとカレーのスパイシーさが絡み合っていてケンカしないんです。しかもネギものっていて、それが爽やかな香味をもたらし味の印象を変えてくれます。う〜ん、奥深い。
この夏、カレー好きもハンバーガー好きも楽しんでいただきたいメニューです。ぜひお試しあれ。
取材・撮影/編集部えびす
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