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人間関係とは“不本意”なもの

けれど、SNSを見ていたら、そんな連絡のない友達が、他の友達と遊んでいて充実している写真をあげていることもあるでしょう。

友達にも友達の人生がありますからね。

それを見た時に「あれ、全然私には返信ないのに他の人と遊んでるじゃん」と軽んじられているように感じて怒りを覚えるんですかね。

そのように、蔑ろにされているように感じて、それに対して怒りを感じているのならば、良くないですね。

自分の身の振る舞い方は自分で決めるように、その友達が誰とどう遊ぶか、誰と親身になるかは本人が決めることですから。

不本意でしょうけどね。誰かと関わるのに、不本意なんて大前提。

あるがままの心で生きるのは難しいんです。

連絡をマメにして欲しい、相手の中で大切にしてもらえる立ち位置でいたい、そしてそれを相手に求めるというのは自分のエゴであって、他人に期待をするのは、自分がしんどい思いをするだけ。

相手に求めない。執着しない。

連絡が少ないのであれば、その後輩とどこかへ行く選択をしなければいいだけで、少ない連絡しかできない人に対しての付き合い方はできるはずです。

それでもモヤモヤする場合は、手を打たなければなりません。大人であれば、自分の機嫌は自分で取らないといけませんからね。

選択肢を増やして余裕を持とう

では、どういう手を打てばいいか。

根本的な解決に手をつけたいのであれば、自分も多くの友達を作る努力をすることです。

人間関係を新しく構築するのは、エネルギーの必要なことで面倒な部分も多くあります。気を使いますしね。

けれど、今の周囲に思うことがあるのであれば、別のコミュニティに顔を出してみて、他にも色々な価値観を持つ人間に会うことが一番。

“選択肢を増やす”という行為は、大体の悩みを解決してくれる手段ですからね。

誰かを遊びに誘う時に、声をかける相手の選択肢が少ないから、1人に対して要求も多くなる訳です。

今の友達を遊びに誘う時も、沢山いる友達の中から「返信が遅くても、この人と遊びたい」という理由で声をかけるのと「仲が良い人が少ないからこの中で」という理由とでは、相談者さんの内心では大きな違いがありますからね。

選択肢を増やすと、今の付き合いを続けたとしても許容する心ができる訳です。別に他にもいるし、という余裕がそうさせるんでしょう。

新しく習い事をしてみたり。自分の趣味に関する集まりだったりに顔を出してみるのもいいかもしれません。友達を増やす努力というのは本当に面倒だけれど、結果として相手に対して寛容になれる訳ですから。

友達に連絡をマメにするよう求めるよりも、自分が変わるほうが早いし楽。

私も、相談者さんも、読者諸兄姉も、みんな何かしら歪んでいる部分がある訳です。その歪みに寛容になっていけたら、どんな人とも楽しく適切な距離で接することができるでしょう。

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担当編集者からのひとこと...
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ティモンディ前田裕太
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