パンの仕込みに使う“発酵小麦水”は大好きなワインがヒント 東京・船堀『チェスト船堀』

(奥から)レバーパテとカカオニブ 500円、エデル 900円 レバーパテを塗ったカンパーニュにカカオニブをパラリと効かせて。これにはオレンジワインがおすすめ 

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・船堀のパン屋『チェスト船堀』です。 香ばしいパンに囲まれ 明るい時間からゆるゆるとワインを ここのパンを食べて、なんてワインに寄り…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・船堀のパン屋『チェスト船堀』です。

香ばしいパンに囲まれ 明るい時間からゆるゆるとワインを

ここのパンを食べて、なんてワインに寄り添うんだろうと驚いた。その秘密は、パンの仕込み水に発酵した小麦水を使っていること。店主の西野さんが大好きなワインから、ヒントを得たという。ダシのような旨みとミルキーなニュアンスがでるので、ダシっぽいと言われるナチュラルなワインと相思相愛の関係になるのだ。

レバーパテとカカオニブ 500円、エデル 900円

『チェスト船堀』(手前)レバーパテとカカオニブ 500円、(奥)エデル 900円 レバーパテを塗ったカンパーニュにカカオニブをパラリと効かせて。これにはオレンジワインがおすすめ

パンに使っているのは国産小麦のみ。それぞれの品種と向き合い、個性を伸ばしてやりながらパンに仕上げている。小さな店の中はパンの香ばしい香りがたちこめ、それだけでもワインが進む。カカオニブをふったレバーペーストやアンチョビバターなど、レストランで働いた経験のある西野さんが繰り出すパンつまみも、センス抜群だ。

『チェスト船堀』そっけない外観が印象的だ

[住所]東京都江戸川区北葛西1-22-19 大栄コーポ105
[電話]090-6192-0819
[営業時間]12時~19時
[休日]火、水
[交通]都営地下鉄新宿線船堀駅南口から徒歩8分

撮影/西崎進也、取材/岡本ジュン

※2023年3月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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