旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は？ 文／おと週Web編集部、画像／写真AC 【今月の旬食材は？】いま1年で…
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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は？
文／おと週Web編集部、画像／写真AC
■クイズの答えは……
正解：葉たまねぎ
難易度：★★★★☆
捨てるところがない春限定野菜
葉たまねぎとは、玉の部分が大きくなりかけたタイミングで葉がついたまま収穫した玉ねぎのことです。普通のたまねぎと品種はまったく同じなので、収穫をせずにそのまま土に埋めておくと普通のたまねぎに成長します。
こうしたことから収穫時期は限られていて、露地栽培のものは1月～3月頃までしか市場に出回ることがない季節限定の野菜です。
葉たまねぎの旬が終わる頃から新たまねぎの旬が訪れます。
葉たまねぎの産地として有名なのは千葉県で、日本一の生産量を誇ります。
葉たまねぎの玉の部分は、普通の玉ねぎと比べると辛味や香りが少なく甘味があり、生でも美味しくいただけます。同じく生食向きの新たまねぎ以上に辛味が少なくみずみずしいため、サラダにすると美味です！
また、葉の部分も美味しくいただけることが最大の特徴です。肉厚で柔らか、さらに甘味が強いため、酢味噌で和えた「ぬた」や、すき焼などの鍋物にぴったり。ほかに、炒め物や味噌汁の具材など、幅広く使える万能食材です。
店頭で見かけてもなんとなく食べ方がわからないと敬遠するのはもったいない!! 旬の時期にしか手に入らない季節感のある野菜が減りつつあるなか、葉たまねぎは貴重な存在です。ぜひ一度、旬の野菜の旨味を楽しんでみてください。
美味しい葉たまねぎの見分け方
玉の部分がやや膨らんでいて、締りが合ってツヤがあるものを。膨らみすぎたものは辛味が若干ですが強めの可能性があります。
葉の状態はもっとも重要なチェックポイント。ハリとボリュームがあり、濃い緑色をしていて葉先がピンとしているものを選びましょう。
保存する場合には、玉の部分と葉の部分を切り離してから冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。玉をつけたまま保存すると葉に栄養が取られてしまい、玉の部分の食味が落ちてしまいます。
ただし、たまねぎとは異なり鮮度が落ちやすいため、購入したらできるだけ早く食べきるようにしましょう。
葉たまねぎの注目栄養素
葉たまねぎにはアンチエイジングをサポートする栄養成分がたっぷり含まれています。
なかでも注目したいのは、匂い成分である硫化アリル。この成分には、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐなど、生活習慣病の予防をサポートする効果が期待できます。
また、葉の部分にはビタミンCやβカロテンのほかに、糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促すビタミンB群も豊富に含まれています。
強い抗酸化作用をもつビタミンCやβカロテンは、DNAに傷をつけて老化を進め、さまざまな病気を誘発する恐ろしい活性酸素を除去してくれます。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。
