旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/株式会社サラダクラブ、写真AC 【今月の…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/株式会社サラダクラブ、写真AC
■クイズの答えは……
正解:金美人参
難易度:★★★★★
サラダがイチオシ!!
金美人参(キンビニンジン)は、沖縄の島ニンジンを改良して開発された品種で、中国の黄色い人参と日本の五寸人参を交配して育種された品種です。その名のとおり、美しい黄金色(レモンイエロー)をしています。
旬は冬から早春にかけてです。
ニンジン特有の臭みが少なく、ニンジン嫌いの人でも抵抗なく食べられるところが特長のひとつ。また、肉質も柔らかで、サラダにするとシャクシャクした独特の歯ごたえが楽しめます。皮も柔らかいため、皮をむかずに食べることができます。
甘みの強さは特筆もので、普通のニンジンの糖度が7~8度であるのに対し、金美人参は10度を超えるといわれています。この甘みを活かすなら、サラダがイチオシ! フルーツのような爽やかな甘みが楽しめます。また、ジュースやスムージーにすれば甘味料なしでも美味しくいただけます。
もちろん、加熱しても美味。焼いたり、煮たりすると甘みがいっそう際立ちます。ただし、肉質の柔らかさゆえ煮崩れしやすいので、長時間に煮込み料理には不向きです。
鮮やかな黄金色を活かすならサラダやマリネがおすすめ。おもてなし料理としても活躍してくれます!
美味しい金美人参の見分け方
色がきれいで、表面に傷やへこみがなく、なめらかなものを選びましょう。また、葉の切り口も要チェック。切り口の軸の部分が小さく、周囲が黒ずんでいないものがおすすめです。
皮にハリがあり、傷やひび割れ、へこみがなく、色鮮やかなものを選びましょう。切り口の芯の部分が小さめのものを。芯の部分が大きいものは甘みが少ないことがあります。また、周囲に黒ずみがあるものは鮮度が落ちている可能性があるので避けましょう。
キッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ立てて保管します。寝かせて保管すると鮮度が落ちやすくなります。
葉付きの場合は、葉を落としてから保管しましょう。
金美人参の注目栄養素
注目したい点は、βカロテンの含有量です。βカロテンは、強い抗酸化作用をもち、免疫力の向上を助ける栄養素です。また、体内で必要に応じて皮膚、目や粘膜の健康をサポートするビタミンAに変換されるという特性をもちます。
熱にも強く、加熱しても破壊されにくいということも注目ポイント。また、油ととると吸収率が高まるため、サラダで食べるときにはマヨネーズやオイルを使用したドレッシングとともに食べるのがおすすめです。加熱調理するときもオイルを使用しましょう。
ほかに、ビタミンA、とりすぎたナトリウムの排出を促すカリウム、腸内環境維持に欠かせない食物繊維なども豊富に含まれています。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。