『KINTAN IN THE HOUSE』 @小田急百貨店 新宿店 人気焼肉店のガッツリ弁当 蓋を開けた瞬間、歓喜の声を上げるはず。牛カルビとプラチナポークが大胆不敵にご飯に盛られ、ガッツリ焼肉気分の時に推したい弁当だ。…
画像ギャラリー都内のデパ地下には、名店や人気店の選りすぐりの弁当が集結しています。それだけにどれを選べばいいかわからないはず。そこで、デパ地下弁当を食べまくり。百貨店の限定弁当を厳選しました。数多ある弁当の中から、そこでしか買えないものを実食&セレクト。特別感のある味わいは、花見にはもちろん、差し入れなどにもオススメです!
『人形町志乃多寿司總本店』 @日本橋三越本店
完璧なる味のバランスに脱帽!
さすが老舗の仕事は素晴らしや、と惚れ惚れせずにはいられない。穏やかな酸味の酢飯に、エビ、アサリ、かんぴょうと椎茸の旨煮が染み入る旨さだ。
加えて、玉子焼き、酢蓮根、とびっこと桜でんぶが色鮮やかにあしらわれ、香りも食感もよし。味がブレずにまとまっているのだ。
志乃多のばらちらし 1296円
手間暇かけた具材が口の中で絶妙のバランスで混ざり合うから、食べ進めるほどにおいしさが加速していく!
明治10年創業の寿司屋の矜持が詰まった、ハレの日にぴったりの味わいだ。
『神田明神下みやび』 @銀座三越
江戸の粋を思わせる美味三昧
銀座にお江戸の役者が勢揃いしたかのような、夢のひと折。
ひと口サイズのご飯は、アサリのダシが香る深川飯、桜エビを散らした十穀米酢飯、イクラがのった鮭飯、牛めし、茶飯の5種。
おかずは、銀ひらすの西京焼、エビの江戸前天ぷら、鶏団子、野菜の煮物、胡麻豆腐や真丈など。
銀粋御膳 1728円 ※4月1日から1890円
丁寧に作られた一品一品から、仕出し料理の名店の粋な心意気を感じつつ、あれこれ少しずつ食べたい欲望も叶えてくれて大満足。昼前に売り切れることもあるので取り置きがベター。
『すしべん』 @伊勢丹新宿店
センスが光る随所の工夫が楽しい
洗練の面持ち、量も上品。ビジュアル重視?なんて思わず、食べてみて。舌も胃袋もつかまれるから。
中央にはエビ天が横たわり、競演するのは、三陸産穴子、シャキシャキのれんこん、南瓜煮や玉子焼き、パプリカの彩り。小気味よく、実は繊細な食感の妙に感嘆し、ほんのりダシの効いた酢飯との調和に唸るばかり。
海老天と海鮮バラちらし 1188円
しかも驚いたのが、カリッカリッに揚げられたエビ天の頭までいいお味なこと。大根おろしのみぞれ餡でさっぱりと味変しても楽しい。いやはや口福。
『春帆楼』 @日本橋高島屋
ふぐの老舗による上質な味わい
伊藤博文が愛した下関の老舗ふぐ料理店の味を手軽に楽しめるのがうれしいこちら。売り場のすぐ奥にふぐ職人が腕を振るうイートインカウンターがあり、そこで作られているから、味も鮮度もピカイチだ。
養殖とらふく巻き玉寿司 2376円
酢飯の上にたっぷりの安岡ねぎと紅葉おろしをのせ、それをとらふぐの薄造りで巻き上げ、巻寿司に仕立てている。
特製だいたいぽん酢をつけて味わえば、ふぐの旨みとともに芳醇なねぎの香りと紅葉おろしのピリッとした辛みが爽やかに調和して、実に痛快な旨さ!
『KINTAN IN THE HOUSE』 @小田急百貨店 新宿店
人気焼肉店のガッツリ弁当
蓋を開けた瞬間、歓喜の声を上げるはず。牛カルビとプラチナポークが大胆不敵にご飯に盛られ、ガッツリ焼肉気分の時に推したい弁当だ。
ネギ塩牛カルビ&プラチナポーク焼肉弁当 1200円
『焼肉KINTAN』で提供している肉をロースターで豪快に焼いていて、香ばしい牛カルビにはネギ塩ダレが絶妙に絡み、柔らかなプラチナポークは甘辛ダレがおいしさを後押し。
宮城県産つや姫を使った250gの大盛りご飯とともにワシワシとかき込めば、もう無敵。白菜キムチ、カクテキ、なますといった付け合わせもまたいい。
『バルマルシェ コダマ ミートデリカテッセン 池袋東武店』 @東武百貨店 池袋本店
三種三様の肉の旨みに溺れたい
豪州産牛肉のジューシーな旨みを味わえるステーキは、玉ねぎの甘みが生きたシャリアピンソースと抜群の相性!
プリッと肉汁弾けるドイツ製法の自家製ソーセージ、旨みほとばしるハンバーグも顔を並べ、付け合わせのポテトサラダにボンレスハムが潜んでいるのもニクいのなんの。
店の原点は昭和30年創業の精肉店。肉にこだわり抜いた構成にグッとくる。
お肉屋さんのステーキ弁当 972円
ご飯は十五穀米でヘルシーに。このクオリティとボリューム感、CPの高さにニンマリが止まらない。
『仙臺たんや 利久』 @京王百貨店 新宿店
芳醇な本格牛たんを食べ比べ
仙台発祥の牛たん専門店による、牛たん尽くしの弁当。厚切りと薄切り各4枚ほどが入っており、素材のよさはもちろんだが、それぞれ熟練技の手作業で仕込まれた確かな味が楽しめる。
牛たん贅沢弁当たれ味 1836円
厚切りは、肉厚ながらサクッと歯切れよし。噛みしめると、塩をふって熟成させた肉の芳醇な香りとともに深い旨みがにじみ出て、嗚呼、たまらん。薄切りは柔らかく、秘伝ダレの決まり具合が抜群だ。
牛たん入りの玉子焼き、青菜刻み漬けともに、押し麦入りご飯とよく合う。
撮影/鵜澤昭彦、取材/飯田かおる
※2024年4月号発売時点の情報です。
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