『蕎麦 おさめ』は日本古来の“希少品種”で打つ「究極の十割そば」が抜群!! 茶人や音楽家が家主だった築100年の一軒家が新天地

玄挽きそば 1320円 在来種は交雑せず栽培される日本古来の希少品種。この日の玄挽きは鳥取伯耆在来。香りを楽しめるようねぎは付けない

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・目白の蕎麦店『蕎麦 おさめ』です。 蕎麦畑が脳裏に浮かぶ力強い在来種の味わい 『おさめ』第2章の舞台は山の手、目白。築100年にな…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・目白の蕎麦店『蕎麦 おさめ』です。

蕎麦畑が脳裏に浮かぶ力強い在来種の味わい

『おさめ』第2章の舞台は山の手、目白。築100年になる一軒家はかつて茶人や音楽家など文化人が家主だったそうで、茶室を利用した個室や坪庭も備えた趣は、蕎麦という日本の食文化を表現する店主、納(おさめ)さんに相応しい新天地だろう。

目当てはもちろん店の代名詞、昔ながらの在来種を使う十割蕎麦だ。全国20ほどの生産者から常時3種を厳選。せいろ、粗挽き、玄挽きとそれぞれ産地と打ち方を変えて供している。手繰れば驚きに満ちた香りと力強い味わい。

玄挽きそば 1320円

『蕎麦 おさめ』玄挽きそば 1320円 在来種は交雑せず栽培される日本古来の希少品種。この日の玄挽きは鳥取伯耆在来。香りを楽しめるようねぎは付けない

栽培地に行き、生産者と交流し、時に作業も手伝う納さんの蕎麦への愛と情熱が伝わってくるようだ。「在来種の魅力をいかに伝えるか、バトンを渡された使命感のようなものです」。探求は今なお。第2章の物語も楽しみで仕方ない。

『蕎麦 おさめ』

東京・目白『蕎麦 おさめ』

[住所]東京都新宿区下落合3-21-5
[電話]03-6908-2362
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時半~21時(20時LO)
[休日]月・火
[交通]JR山手線目白駅から徒歩7分

おとなの週末2024年4月号は「おにぎりとおべんとう」

2024年4月号

撮影/西崎進也、取材/肥田木奈々
※2023年12月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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