「ズッパ=スープ」を食べるための店『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』でイタリアの“食べる”スープを堪能

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・祖師ヶ谷大蔵のイタリアン『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』です。

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・祖師ヶ谷大蔵のイタリアン『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』です。

イタリアに根付いたズッパ=スープを日本に広めたい!

リストランテ『フィオッキ』のオーナーシェフ堀川亮さんが愛して止まないものがズッパ。その愛はズッパを食べるための姉妹店『ピティリアーノ』を作ってしまったほど深い。

ズッパはイタリアのスープのことで、店名に冠したズッペリアはなんと堀川さんが考えた造語とか。

「ズッパは浸すという意味だそうで、パンなどを浸したスープを指すようです」とは料理を担当する右田さん。でもそこは大らかなお国柄、スープ全般を指すこともあり、境界線は曖昧らしい。

定番ズッパは9種類あるが、今回紹介するのは3品。

リボッリータ 1650円

「リボッリータ」は黒キャベツやインゲン豆、トスカーナのパンを入れたスープで、仕上げにオーブンで焼くのは堀川さんが修業した店のレシピだ。

『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』リボッリータ 1650円 これはまさに食べる野菜スープ

熊本県・天草から届く新鮮な魚介を煮込んで裏ごしした「チュッピン」はトマト味。「魚のピュレにならないように加減して裏ごしします」というだけに、ピュレ寸前のものすごく濃厚な液体だ。

うずら豆たっぷりの「ヨータ」は、ザワークラウトの酸味が面白いアクセントになっている。

どれも日本人がイメージするいわゆるスープではないけれど、でもそれこそがイタリア食文化の面白いところ。未知のズッパとの出合いに、ワクワクドキドキしてみたい!

『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』

祖師ヶ谷大蔵『ズッペリア オステリア ピティリアーノ』

[住所]東京都世田谷区祖師谷3-4-9 2階
[電話]03-3789-0017
[営業時間]11時半~15時(13時半LO)、17時〜23時(21時半LO)
[休日]水(祝日の場合は営業)、不定休あり
[交通]小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩4分

おとなの週末2024年8月号は「日本の夏、うなぎの夏」

おとなの週末2024年8月号

撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※2024年3月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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