ダイハツなど複数のメーカーで型式指定申請の不正が明るみに
しかも直近になり、ダイハツ以外の複数メーカーでも、型式指定申請に関する不正問題が明らかになった。ダイハツについては、2023年5月に次期ムーヴの予約受注を開始したが、不正問題の発覚を受けて停止させた。その後、1年以上を経過した2024年6月現在でも、次期ムーヴの発売時期は明らかにされていない。ダイハツでは「出荷の再開は進んだが、これから発売する新型車の型式指定申請は難しそうだ」と言う。
つまり国内販売台数が減少していて、さらに各メーカーともに、今後登場する新型車の発売延期も考えられる。海外の好調は喜ばしいが、ホームグラウンドにも力を入れて欲しい。
文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。
写真/トヨタ、ホンダ、マツダ、ダイハツ