全国で急激に店舗数を増やしている、うなぎチェーン『鰻の成瀬』。リーズナブルな価格でうな重が楽しめるこちら、店舗の個性はどこにあるのか。ライター・カーツさとうが徹底調査。その結果、お酒にありました。記事の最後には、1都3県の個性的アルコール提供店リストも掲載。“呑み成瀬”の参考にしてください。
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全国で急激に店舗数を増やしている、うなぎチェーン『鰻の成瀬』。リーズナブルな価格でうな重が楽しめるこちら、店舗の個性はどこにあるのか。ライター・カーツさとうが徹底調査。その結果、お酒にありました。記事の最後には、1都3県の個性的アルコール提供店リストも掲載。“呑み成瀬”の参考にしてください。
お酒だけは店ごとに個性的違いがあった！
『鰻の成瀬』といえば、そのローンチから2年も経たずに店舗数200超えの、まさにうなぎ業界の風雲児。今年の土用の丑の日も、全国で注目を浴びること間違いなしのうなぎチェーンですが……。
「噂の『鰻の成瀬』で、どの支店が旨いのか調べてよ」
という編集部からの依頼。即答しました。
「そんな差は絶対にない！」
「鰻重」（松／2600円、竹／2200円、梅／1600円）という全国統一価格で、全店舗が同じ味を提供できるからこそのチェーンとしての快進撃だもん。そりゃその時のちょっとした揺らぎ程度の味の差はあるかもしれないが、こっちの支店は常にとにかく旨くて、こっちの支店は常にイマイチ……なんてことはあるワケないッ！
なんて言ってはみたが、リサーチしてわかった。
ほとんどの店での提供アルコールは、瓶ビール700円、冷酒700円の2種に統一されてるが、独自のお酒の品揃えで個性を出す店もちょこちょことあったのだ。
そう。『鰻の成瀬』、支店ごとのうな重の味に違いはないが、提供しているアルコールの違いで、自分の好みを店を見つける楽しみがあったのだ！
そんな個性的アルコール提供店舗を調べ上げ、中から特にオススメの酒を提供するお店でうな重を食らってきました！
大森店で黒ビールを発見！
『大森店』。ここには、うなぎに合う黒ビール「独歩シュバルツ」（800円）があるのだ。
そもそも土用の丑の日にうなぎを食べる理由のひとつに「丑の方角を含む北の守護神の玄武の方位食が黒なので黒いものを食べるとよい」という云われがある。土用の丑の日は、言い伝え的にもうなぎと一緒に黒ビールなのだ……なんつう理屈なしでも黒ビールのコックリ苦い味わいってうなぎと合いそうだ！
さぁ想像してください。その夢の組み合わせ。その想像通りの「プッハ、うんまぁ」が大森店で待ってます。
[大森店住所]東京都品川区南大井3-24-8 ライオンズマンション大森第6
神保町店はちょっぴりハイソな酒揃い
続きまして『神保町店』。ここはなんとスパークリングワインのあるお店。
イタリアのプロセッコ「ミオネット・ブリュット」（200m 1000円）の極辛がベビーボトルで登場。
カウンターだけの店内なので、ひとり静かに自分へのご褒美的な宴をうなぎとスバークリングワインでどう？
この店は日本酒も「大吟醸 特製加茂鶴（桜花型金箔入り）」（2000円）など、ちょっとハレの日感の高いお酒を揃えている。
[神保町店住所]東京都千代田区神田神保町2-10-18
田端店には大谷翔平ゆかり？の焼酎が呑める
『田端店』。ここには本格焼酎があるのだった。
それも大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースのホームスタジアム「ドジャースタジアム」のスイートルームで提供されている麦焼酎「二階堂」（500円）が！！
さらに酒好きにうれしいのが、お酒を頼むと枝豆がサービスでついてくること。『鰻の成瀬』はうなぎのお店にしては提供時間が早いのが売りではあるが、それでもやっぱり10分近くかかる。そんな時に枝豆で二階堂を軽く呑むプレリュードからのうな重……メジャーリーグ級に至福の時。
堪能していると、壁の張り紙に目が止まる。「日本名門酒会『プロが選んだ鰻に合う日本酒』殿堂入り 西の関 手造り純米／一合700円」！
ただでさえうなぎに合う日本酒の中でも殿堂入りでうなぎに合う日本酒……頼まない方がどうかしてる。即座に「西の関」も追加。
これを「最高！」と思わないみなさま、どうかしてる！
[田端店住所]東京都北区田端1-16-5 コーポA・T 101
そして思い出した。黒ビールでうな重を味わった『大森店』にも、この「西の関」があったことを。
こりゃもう徹底的に『鰻の成瀬』で「瓶ビール700円、冷酒700円」以外のアルコールを提供している個性的な店を調べてみよう……ってことでネットで首都圏（東京・千葉・埼玉・神奈川）の店舗を調べまくってみた（のべ丸２日かかった）。ぜひ見ていただきたい。とはいいつつネット情報なんで参考程度で、ひとつ。
ともかく！！ 自分好みのお酒とともに、お手軽価格のうな重を堪能する『鰻の成瀬』巡りが、この夏の乙。
ということで、次ページより、『鰻の成瀬』の個性的アルコール提供情報を紹介！
『鰻の成瀬』東京の個性的アルコール提供店リスト
[東京都]
・練馬店：「ハイボール」（500円）
・板橋店：「ハイボール」（400円）、「レモンサワー」、「ウーロンハイ」（各350円） ※おつまみあり「枝豆」（300円）、「浅漬け」（200円）、「おつまみセット（枝豆、メンマ）」（300円）
・神保町店：「生ビール（プレミアムモルツ）」（600円）、「メガレモンサワー（通常の2倍）」（500円）、「レモンサワー」（400円）、「メガ角ハイボール」（500円）、「角ハイボール」（400円）、「スパークリングワイン（ミオネット プロセッコ doc トレヴィーゾ）」（ベビーサイズ200ml 1000円）
・北千住店：「澤乃井（男酒）小ボトル」（1000円）
・北綾瀬店：「生ビール（中）」（600円）、「レモンサワー」、「ハイボール」（各500円）、冷酒「菊水」、「豪快」、燗「豪快」（各700円）※おつまみあり「鰻切落としのほりにし和え」（500円）、「枝豆」（300円）、「お蔵の鰹節あえ」（300円）、「うなぎ骨せんべい」（350円）
・目黒店：「生ビール」（500円）
・六本木店：「白ワイン」（700円）、「ハイボール」、「サワー」（各700円）※営業時間長し！[夜の営業]17時～22時※金・土は～午前3時
・大森店：「独歩 シュバルツ」（800円）、「西の関」（700円）
・カレッタ汐留店： ※アルコール情報ではないですが、内装がヤケにオシャレなラウンジ調！！
・吉祥寺店：「ハイボール」（500円）
・田端店：日本酒「白鶴（冷酒）」（300ml 700円）、「西の関」（1合700円※燗も可）、「越乃寒梅 吟醸酒」（1合700円）、焼酎「薩摩宝山（芋）」（500円）、「二階堂（麦）」（500円）、「角ハイ」、「レモンサワー」、「ウーロンハイ」（各400円）※アルコール注文でおつまみサービスあり
・新高島平：「瓶ビール 小瓶」（550円）、「ハイボール」、「レモンサワー」、「緑茶ハイ」、「ウーロンハイ」（各500円）
・小岩店：「角ハイボール」（500円）
・日野店：「いいちこ（麦）」、「黒霧島（芋）」（水割り、ソーダ割り 各700円）、「角ハイボール」、「レモンサワー」（各500円）
・赤羽店：おつまみに「うなぎの骨」（350円）
・井荻店：「ハイボール」（600円）、「レモンサワー」（500円）※おつまみあり 「枝豆」（300円）、「骨せんべい」（350円）
・つつじヶ丘柴崎店：「ハイボール」（550円）
・調布駅前店：「角ハイボール」（500円）
・八王子店：「黒霧島（芋）」、「二階堂（麦）」（各700円）、「ジンソーダ（サントリー翠sui）」（500円）、「角ハイ」（500円）
『鰻の成瀬』神奈川・埼玉・千葉の個性的アルコール提供店リスト
[神奈川県]
・厚木店：「ビール」（小瓶500円）
・上大岡店：「ハイボール（三郎丸醸造所のスモーキーウイスキー使用）」（700円）
・平塚八幡宮店：「ハイボール（三郎丸醸造所のスモーキーウイスキー使用）」（700円）
・大和店：「カップワイン 赤・白」（各500円）※おつまみあり「枝豆」（300円）、「骨せんべい」（350円）
・追浜店：おつまみあり「骨せんべい」（350円）
[埼玉県]
・岩槻店：おつまみあり「枝豆」（300円）、「温玉」（200円）
・大宮店：「ハイボール」（500円）、「ウーロンハイ」（400円）、日本酒「あら開 純米大辛口 水神」（1合850円）、「久保田 紅寿 純米吟醸」（120ml 850円、1合1250円）など
・浦和店：「生ビール」（650円）
[千葉県]
・柏の葉キャンパス店：「西の関」、「独歩 シュバルツ」（各700円）、「ワイン 赤・白（サントリー カップワイン）」（500円）
・松戸八柱店：「西の関」、「独歩 シュバルツ」（各700円）、「ワイン 赤・白（サントリー カップワイン）」（500円）
・幕張店：「西の関」（700円）、「独歩 シュバルツ」（900円）
・野田店：おつまみあり「枝豆」（300円）、「骨せんべい」（350円）
・茂原店：ソフトドリンクがドリンクバーで飲み放題（350円）
取材・撮影／カーツさとう
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