地元ライター・永谷オススメ!『うなぎや』 @岐阜県・多治見
焦げ目がつく寸前の焼き加減が絶妙
老舗の多い多治見のうなぎ店の中で最も歴史が長いのが、1859年創業とされる、ここ『うなぎや』だ。現在は7代目の店主、水野陽介さんが焼き場に立つ。うなぎは愛知県産の豊橋うなぎなど時季ごとに厳選。
刺身用のたまり醤油がベースのタレに浸した身を、焦げ目がつかないギリギリの状態まで焼き上げた蒲焼きは、ため息が出るほど美しい。皮と身の間にある脂のおいしさを楽しめるように、大きめにカットしているのが特徴だ。
上うなぎ丼 4800円
蒲焼き4切れで1尾分のボリュームがあり、5切れのる「上うなぎ丼」(4800円)は食べ応え十分。「ひつまぶし定食」(4900円)も敢えて身を刻んでいない。ご飯にもこだわり、岐阜県内の契約農家から届く玄米を毎日精米し、8分づきと白米をブレンドしている。蒲焼きとご飯の一体感を堪能したい。
[住所]岐阜県多治見市広小路2-27
[電話]0572-22-3596
[営業時間]11時半~13時45分LO、17時~18時半LO ※7、8月は19時LO
[休日]月・火(祝の場合は営業)
[交通]JR中央本線多治見駅南口から徒歩12分
『大衆うなぎ 炭焼 源』 @岐阜県・多治見
白焼きと蒲焼きをお重でお得に味わう
「食べる機会がめっきりと減ったうなぎを気軽に、楽しく食べてもらいたいんです」と、店主の片桐淳一郎さんが2022年11月に開店させた。
多治見のうなぎ店は名古屋よりもお値打ちだが、ここ『源』は蒲焼きが1/2尾の「うなぎ丼 はんぶん」が1628円。1尾の「うなぎ丼 いっぴき」でも2783円とかなり安い。質も味も巷のうなぎ店と遜色はなく、串打ちしたうなぎを注文ごとに炭火で焼き上げる。
1.5倍から3倍まで選ぶことができる「ご飯増し」(110円)のほか、「肝焼きのせ」(5個495円)、「いくらのせ」(880円)などの追加メニューも用意している。
二色うな重 2981円 ※「肝吸い」は別売りで220円
おすすめは白焼きと蒲焼きを1/2尾ずつのせたお得感たっぷりの「二色重」(2981円)。塩や醤油、わさび、ネギも付くので、それぞれ違った味わいを楽しめるのが魅力だ。
[住所]岐阜県多治見市宝町5-97 レオパレス宝1階
[電話]0572-74-4649
[営業時間]11時~14時、16時半~20時半
[休日]火
[交通]JR中央本線多治見駅北口から徒歩19分
撮影/西崎進也(うなぎ百福、観光荘)、永谷正樹(うなぎや、源)、取材/松井さおり(うなぎ百福、観光荘)、永谷正樹(うなぎや、源)
※2024年8月号発売時点の情報です。
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