陽が長い夏こそ、涼しいうちに朝の始動を早めるのはいかがでしょう?それも美味をいただく“食べ活”で。慌ただしい日々をリセットし、新たな気持ちで1日を迎えられるよう、厳陽が長い夏こそ、涼しいうちに朝の始動を早めるのはいかがでしょう?それも美味をいただく“食べ活”で。慌ただしい日々をリセットし、新たな気持ちで1日を迎えられるよう、厳選素材にこだわる和食店の和朝食をお届けします。自分ではなかなか習慣にできない「和朝食」を、名店や人気店で思う存分楽しみましょう。落ち着いた空間も相まって贅沢な時間を過ごせます。
画像ギャラリー陽が長い夏こそ、涼しいうちに朝の始動を早めるのはいかがでしょう?それも美味をいただく“食べ活”で。慌ただしい日々をリセットし、新たな気持ちで1日を迎えられるよう、厳選素材にこだわる和食店の和朝食をお届けします。自分ではなかなか習慣にできない「和朝食」を、名店や人気店で思う存分楽しみましょう。落ち着いた空間も相まって贅沢な時間を過ごせます。
『∞ノ巣(はちのす)』 @表参道
全国各地の美味で心身共に癒され、活力につながる
「健康と美容」をコンセプトとしつつ、描いたイメージは旅館の和朝食。全国から選りすぐった食材が並ぶが、なかでも惹かれたのが熱々の湯豆腐。利尻昆布とカツオ節でとった旨みたっぷりのダシに浮かぶとろとろの豆腐。熱々だが無我夢中でいただき口中が幸せに満ちた。
究極の朝食 2500円(完全予約制)
吸いとろろの上に鎮座するのは島根県浜田港直送の鯛。ゴマ醤油仕立てで身はねっとりした魅惑の味だ。その他、黒大豆の濃い味が際立つ秋田県福治郎の納豆「黒光」や京都の老舗味噌蔵・山利の白粒味噌を使った「サーモン西京焼」、ゴマ油香るけんちん風味噌汁などこだわりの食材を使った料理が揃う。
ご飯は、お米マイスターが厳選。およそひと月程度で入れ替わる。おかわりができるから、これらのおかずと一緒に何杯でも食べたくなる。
[住所]東京都港区北青山3-12-7 カプリース青山地下1階
[電話]03-6427-7860
[営業時間]7時~10時(9時半LO)
[休日]土
[交通]地下鉄銀座線ほか表参道駅B2出口から徒歩3分
『刻々』 @恵比寿
一つひとつの食材を丁寧に味わいたい朝食のフルコース
人気店『鮨心白(しんぱく)』の新店舗。日本ワイン、日本スピリッツ、日本茶などを提供するバーで、週末2日間だけ贅沢な朝ご飯をいただける。
食事はまず、柑橘の皮を添えた白湯から始まる。次は自家製トマトジュースに、ごくなめらかな口当たりの沖縄産ヨーグルト、千葉県からの朝採れ野菜のサラダ。見た目はシンプルだが、その味わいに驚かされる。
板前の石田さんから、食材の蘊蓄やそれを送り出す生産者の思いなどを聞きつつ食事は進む。
朝の刻【日本を愉しむ朝ごはん】 7500円(1ドリンク付きでアルコールも注文可能 金・土のみ、完全予約制)
メインは羽釜で炊かれるご飯2種。そのままで品種の違いを楽しむか、八寸と共にいただくか、「磨宝卵」やチキチータファームの卵と合わせるか……。そうこうしているうちに2時間が経過している。朝の時間を贅沢に楽しみたい日にふさわしい、特別な朝ごはんだ。
[住所]東京都渋谷区恵比寿4-22-4 1階
[電話]070-9190-7788、03-6721-7880(鮨心白)
[営業時間]9時半~11時半(朝食/金・土のみ)、19時~24時(BAR)
[休日]日・月
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅東口から徒歩7分
『築地本願寺カフェ Tsumugi』 @築地
目と舌を迷わせつつ心ととのう 築地ならではのご飯
ニッポンの朝ごはんに何を求めたいかというと、多々意見はあろうが、個人的には「心ととのう」こと。で、こちら、歴史を感じさせる建造物・築地本願寺の一角にあるカフェでいただける「18品の朝ごはん」なのだ。
「18品」というのには由来がある。築地本願寺のご本尊阿弥陀仏がたてた48の誓願、その中でも本願として大切にされる18番目の誓い「あなたを決して見捨てない」にちなんでいる。
そしてそんな願いが込められた18品が秀逸。築地ならではの和のセレクションが豆皿に乗って勢揃い。
18品の朝ごはん 2200円(日本茶付き)
『つきじ松露』や『築地江戸一』、『築地吉岡屋』など築地場外市場の名店の味も取り入れた料理が彩りも鮮やかに並ぶ。どれから食すか思わず迷ってしまうがそれもよし。やさしい白粥と緑茶が心を落ち着けてくれる。
[住所]東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺インフォメーションセンター内
[電話]03-5565-5581
[営業時間]8時~18時(朝食は~10時半)
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線築地駅1番出口直結
『旬菜お粥 四季膳(しきぜん)』 @戸越
無農薬の発芽玄米で作るお粥と野菜で内面から美しく
参道に足を一歩踏み入れると空気がガラリと変わる。といっても、それは地元で「戸越の八幡様」と親しまれている神社ならではの、あたたかく爽やかな雰囲気だ。
そんな神社の一角に佇むのは、健康と美をコンセプトとしたレストラン。農家直送で無農薬の玄米や野菜など、厳選された素材を使用している。
土・日・祝のみ提供する「朝粥」。メインのお粥には、平飼い鶏のガラ、カツオ節と利尻昆布の合わせダシ、オホーツク産干し貝柱という、3種のダシを合わせる。芳醇な旨みたっぷりの逸品だ。発芽玄米のプチプチとした食感の魅力も相まって、どんどん匙が進むだろう。
発芽玄米のお粥と無農薬野菜の小鉢+香の物 1280円
脇を固める副菜は、旬素材の持ち味を引き出すためシンプルに調理。素朴な味わいとロケーションで心穏やかになれる。
[住所]東京都品川区戸越2-6-23 戸越八幡神社内
[電話]080-2254-1250
[営業時間]11時~16時 ※土・日・祝は9時~(朝食は11時最終入店)
[休日]月・火
[交通]都営浅草線戸越駅A2出口から徒歩8分
撮影/西崎進也(∞ノ巣、刻々、Tsumugi)、鵜澤昭彦(四季膳)、取材/市村幸妙(∞ノ巣、四季膳)、松岡芙佐江(刻々)、池田一郎(Tsumugi)
※2024年7月号発売時点の情報です。
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