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 2024年8月1日、クルマのサブスクサービスを手掛けるKINTOが、1カ月単位での利用が可能で、申込金・中途解約金が不要な「福祉車両サブスク」を、石川県(石川トヨペットカローラ)にて個人ユーザーを対象として開始する。KINTOはこれまで「ターンチルトシート」採用車もサブスクサービス対象としてきたが、より本格的な福祉車両を用意して、ユーザーの声を反映したサービスを提供する。

■福祉車両はめっちゃ「サブスク向き」

 クルマのサブスクサービスを展開するKINTOは、これまでの「座席が回転し傾くことで足を地面に着けたまま立ち座りすることができ、乗降が容易になるターンチルトシート」車両ユーザーからの「乗降サポート機能は必要な期間が見通しにくいため、サブスクがぴったり」、「サブスクならライフステージに合わせて必要なクルマに乗ることができる」といった声を受けて、初の福祉車両であるシエンタ車いす仕様の取り扱いを開始した。

 1カ月単位で利用可能、さらに申込金・中途解約金は不要とすることで、より気軽に利用できる。

KINTOでサービスを開始したシエンタの福祉車両

 用意される車両は、まずは車いす仕様車(スロープタイプ)のシエンタから。今後ユーザーの声を聞きながら、リフトアップシートといった福祉車両のバリエーションや車種の拡大を予定している。

 また、福祉車両専門の体験型ショールーム「モビリティパーク金沢」など福祉車両の認知拡大・販売推進を積極的に行っている石川トヨペットカローラとともにサービスを開始したため「石川県からスタート」となっているが、今後提供エリアを拡大してゆく予定もあるそう。

 福祉車両は、ユーザーの体調や具合によってニーズのかたちが日々刻々と変わる。そうした「使い方」にとって、今回の「借りやすく、返しやすいサービス」は非常にありがたいはず。「とりあえず1カ月使ってみて」というニーズはたくさんある。ぜひ活用してみてほしい。

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terasaki
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