清澄白河「魚久 平野店」と 「京橋千疋屋製造 直売所」 ねえ、卵すら高くない?もう自分で産むしかないの?物価高に悩み、そんなことをぼんやり思いながら向かったのは、清澄白河。 都内でも工場直売店が点在するエリアで、目当ての…
画像ギャラリー事あるごとに、円高、値上げのニュースが流れ、もううんざり。そんな中お得に買い物できる”消費者のミカタ”スポットに小誌ライターが突撃。激安スーパーと工場直売店で、ガチの買い物をしました。
高座渋谷店「青果専門店 もったいない屋」
お得が過ぎる青果店。その名も『もったいない屋』!店頭のキャッチフレーズを見よ。「色や形にとらわれず味にこだわる」。これこれ!!だって野菜を丸ごと食べる時ってある?形より味、そして価格でしょ。だって目玉飛び出たよ、目玉商品の価格。ニンジン1皿(3本)が108円!!そのにんじんの、まぁデカイこと。一本全長21cm・重量390g。家ににんじんあったら計ってみて。このお得さに驚愕必至。
他に春菊1束95円、白菜1玉194円他、セロリ、小葱、キャベツ、ほうれん草にとぴあみかんと買物カゴ山盛り購入1200円! さらに購入金額500円ごとにおまけで野菜をいただける!この日はセロリかニンジンだったんで、それをひとつずつゲット。
取材翌日、近所のスーパーで野菜の価格見て、ついつぶやいたよ。「もったいないや〜」
ロピア「小田栄店」
さて。スーパーチェーン『ロピア』は肉が安いと聞いて伺えば、噂通りじゃないか。円安で国産と価格が変わらなくなった輸入肉が、タイムスリップしたかのように円高時代価格!もう取材関係なく、我が家のためにガチで安い肉を選んでたら、魚介類も安くて、新潟の真だらの、脂ののったハラミのサクが100g100円。即買い!
業務用スーパー『A−プライス』は、業務用調味料や冷凍食品など一般家庭で使うには少々多すぎる量の商品が並ぶ中、探せば家庭でも「バカ得」って品がゴロゴロ。とにかく我が家に合った品を探しに探すのが賢い利用法と見た!
取材後、『もったいない屋』の野菜と『ロピア』の真たらで、タラチゲを作った。我が家のチゲ史上、最安にして最美味でございました!
流通過程で色や形といった見映えだけで「規格外」とされる野菜も、味が良ければいいじゃないかという、「SDGs」的で、消費者としても「その通り!」なコンセプトで、とにかくおいしい野菜を安く販売するお店。同じ神奈川県の平塚市役所交差点前には、姉妹店の『ベジコン』も。お近くの方はこちらもぜひ!
関東から中部、関西まで全国的に急成長を続けるスーパーマーケットチェーン。店内にはBGMだけじゃなく、創業者の「ソーセージが好きな少年が……」というエピソードも流れ、肉や加工肉製品への並々ならぬ安さ(他のも安いが)に納得。ちなみに『ロピア』という店名は「ロープライスのユートピア』から。
清澄白河「魚久 平野店」と 「京橋千疋屋製造 直売所」
ねえ、卵すら高くない?もう自分で産むしかないの?物価高に悩み、そんなことをぼんやり思いながら向かったのは、清澄白河。
都内でも工場直売店が点在するエリアで、目当ての『魚久 平野店』があるからだ。狙いは数量販売される魚の粕漬け切り落とし。行列に並んでゲットしたこの日の中身は、ぎんだら、銀鮭、かれい、金目鯛、真鯛の6種8切れ。通常の切り身は一切れ700円~1000円はするから、これで756円は破格!イカゲソとともに帰宅後に酒肴として堪能した。
そこから少し歩けば『京橋千疋屋製造 直売所』。見目麗しきケーキが定価の10%オフだし、大好きな「くり抜きゼリー」が半額で。えっ、ホントにいいの?と恐縮しちゃうほど。この店限定のドライフルーツ入りチョコや巨大プリンも懐にやさしくてつい買っちゃった。
祐天寺「マルニハム」
所変わって祐天寺、駒沢通り沿いの『マルニハム』は、工場2階が売り場に。冷蔵ケースにソーセージやハムがぎっしり入り、業務用の半値という激安っぷりに、まとめ買いするぅ~!ってなる。本場ドイツの製法と独自のスパイス使いで仕上げた味がまた秀逸なのよ。
神奈川では藤沢市の『ありあけマルシェ』へ。ここでのおすすめは、ハーバーバイキング1080円。小さなビニール袋に横浜銘菓「ハーバー」(定価1個194円)を詰め放題できるのだが……周りを見ると、袋を目一杯広げて押し込めば、破いてしまっている人もいて。皆の必死さが微笑ましい。私は9個詰めたので、666円もお得に。まあ、隣の人は12個詰め込んでいて完敗だったけど。
横浜『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』
続いて、横浜の『サンジェルマン ブレッドボックス 北新横浜店』。この店で工場直売は庶民の味方だと改めて感じた。定番のパンがほぼ半額で並び、驚きと感謝の涙。50年以上愛されている食パン「エクセルブラン」は、この日200円だったのよ、奥さん!もちもちのチーズプチパン「ポンデケージョ」も5個入りで有難き幸せ。近所に引っ越したいくらい。
いやはや間違いない味と驚きのコスパで、ワクワク感まで楽しめる工場直売って最高だ。やっぱ卵を産んでいる場合じゃないな!
『おとなの週末』2023年4月号より(本内容は発売当時のものです)
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