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覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
至福の鯖百選[2] サバ×ドライフルーツ!? 焼津発おしゃれすぎる「サバグルメ」

至福の鯖百選[2] サバ×ドライフルーツ!? 焼津発おしゃれすぎる「サバグルメ」

静岡県焼津市といえば、マグロ、カツオのイメージが強いかもしれないが、じつはサバもスゴい。 そんな焼津市「岩清」から、先月、とんでもなくおしゃれな鯖グルメがデビューした。その名は「鯖デリ」。 コンセプトは「パンとワインに合う鯖料理」。これがもう、胸がキュンキュンするほど日本一「女子力」が高いサバ商品だ!!!

サバ×レーズン、クランベリー、オレンジピール!? 焼津発おしゃれすぎる「サバグルメ」


静岡県の焼津といえば、マグロ、カツオのイメージが強いかもしれないが、じつはサバもスゴい。

焼津にある小川(こがわ)港は、日本有数のサバ漁獲量を誇るのだ。

その焼津市にある「岩清」は、天保3年創業。

180年以上の歴史を誇る水産加工品メーカー。

爽やかな脂のりが魅力の小川のサバなどを使ったサバグルメが充実している。

熟練した職人たちが伝統の技で作るしめさばや、塩鯖、干物、西京焼き、麹漬けが人気だ。

そんな岩清から、先月、とんでもなくおしゃれな鯖グルメがデビューした。

その名は「鯖デリ」。

コンセプトは「パンとワインに合う鯖料理」。

これがもう、胸がキュンキュンするほど、日本一「女子力」が高いサバ商品!!!!

[おしゃれなパッケージの「サバタパス」「サバのリエット」「サバマリネード」。「女子感を出したくてキラキラのピンクにしました(笑)」(岩崎さん)三角のロゴは、岩清の屋号をアレンジ。うろこがモチーフだそう]




開発したのは、六代目となる岩崎清司社長の娘である岩崎智子さん。

大学卒業後、東京の外資系メーカーに勤務。

2年半前に焼津に戻り、企画、広報などを担当。

[岩崎智子さん。都内の企業に勤務している間、大好きなワインを楽しみにいろいろなお店に出かけていたそう]



「実家に戻ってきたときに、『女性が食べたくなるサバ商品があったらなあ……』と思ったんです」と岩崎さん。

サバが大好き、そしてワインが大好き。

趣味は海外旅行。

世界各地で味わってきた魚料理を応用して、おしゃれに楽しめるサバ商品を開発しようと決意。

1年半の試行錯誤の上、誕生したのが、「サバタパス」「サバのリエット」「サバマリネード」。

[左から、「サバタパス」「サバのリエット」「サバマリネード」]



じゃーん。


サバ×ピンクですよ!!!!

キュートなパッケージに入ったサバグルメの味わいは……ときめきがとまらないほどの、味わい!!


白ワインをひと口飲めば、気分はスペインのバル!「サバタパス」

[サバのオリーブオイルで仕上げた「サバタパス」]


ハーブを利かせた、サバのオリーブオイル漬け。

イメージは「スペインのバルで楽しむサバグルメ」として開発。

[工夫を重ねて編み出した独自の煮方で、ふっくらした仕上がり]



「厳選したエキストラバージンオリーブオイルでサバを煮てあります。
ハーブはサバにあうものを1年かけて調合しました」と岩崎さん。

なんとドバイで! 

岩崎さん自ら、現地で研究を重ねたというこだわり!

「ドバイではお魚を食べるカルチャーがあります。
そのときにさまざまなハーブを使用するので、サバにぴったりのものがあるのでは、と教えてもらいながら工夫しました」。

さまざまなハーブを組み合わせているが、決め手はフェンネルシードとタイム。

[男性ファンも多いという「サバタパス」。白ワインにぴったり]




その味わいは、まず独自の煮込み法によって実現した、サバの「ふっくら感」に驚愕。

旨みが凝縮したふわふわのサバを食べたあとに、口の中をかけぬけるハーブの風味がたまらない! 

アンダルシアの風が吹き抜けるような、さわやかな後味だ。

白ワインをひと口飲めば、気分はスペインのバル! 

サバの旨みがしみたオリーブオイルもとても美味しいのでパスタなどに使うのもおすすめ。

フランス式のクールブイヨン手法で仕上げた「サバリエット」

[かわいいココット入りの「サバリエット」]


サバに、乳製品、ハーブを加えてなめらかに仕上げたリエット。

こちらのイメージはフランス。

「バケットと一緒に楽しんでもらえたら」と岩崎さん。

サバが苦手な人にも楽しんでもらえるようにと工夫を重ねた商品だ。

[キャラウェイシードの風味がサバにバツグンにマッチした「サバリエット」]



「じつはわたしの母が、サバが苦手だったんです(笑)」

母でも大丈夫な味わいを実現するために、取り入れたのがフランス式の「クールブイヨン手法」。

サバを香味野菜などとともに煮込む。

さらに、またまた巧みなドバイ仕込みのハーブ技。

キャラウェイシードをポイントにしたさまざまなハーブを加えてリエットに。

かくして「母が美味しい!って言ってくれました(笑)」

[バケットにぴったり。サラダにのせていただくのもおすすめ!]



キュートなココット入り、ピンクペッパーをトッピングしたリエットは、くさみはまったくなく、ほどよい酸味とハーブの醸し出す複雑な味わい。

ザクザク入ったタマネギの食感が心地よくて後引く。

うわー、白ワインもしくは泡をくれ、泡をー!と叫びたくなる味わい。

ワイン泥棒、泡泥棒なリエット!

イタリアをイメージして仕上げた洋風しめさば「サバマリネード」

[日本初! サバとドライフルーツがコラボしたしめさば「サバマリネード」]


そして、ジェンヌもいちばん腰を抜かしたのが、こちらのサバマリネード。

洋風しめさば、である。

こちらの商品イメージは「イタリア」。

だから、締めるのに使ったのは、バルサミコ!

[商談会では、フランス人、イタリア人からサバマリネードが大好評!]



「いろいろと試作したけ結果、イタリア・モデナ産のオーガニックバルサミコビネガーを使っています」と岩崎さん。

ここまではジェンヌも見たことがある。

しかし、しかし、しかし。

ここからがすごい。

「なんだか足りないな」と思った岩崎さんが加えてしまったのは、なんと
レーズン、クランベリー、オレンジピール!!!!!

うわーーーーーー!

おそらく、「日本初」の、「ドライフルーツ使用」のサバ商品である。


[カラフルなビジュアルで、ホームパーティにもぴったり]


「ヨーロッパでは、料理にフルーツを使うのでアレンジできないかな」と思った岩崎さん。

デンマークやスウェーデンのベリー系を使用する調理テクを研究した。


バルサミコで締めたサバは、ふくよかで濃厚。

レーズン、クランベリーの甘酸っぱさとほろ苦いオレンジピールが絶妙なアクセント!

赤ワインにバッチリだ。

言い方がヘンだけれど「高級ショコラ」を思わせるノーブルな味わい。

ドライフルーツが煌く、「ジュエリーなしめさば」。

もはや、首から下げたいくらいだ(→ やりかねない)

ちなみに、いずれの商品も海外ワイナリー向けの商談会で大人気だったそう。


ジェンヌ的に最後に言っておきたいことがある。

それは、どの商品も「サバを無理矢理、加工した感じがない」こと。

サバを知り尽くして、そのよさをいかしながらアレンジした商品だ。


商品はすべて父である社長が、何度も試食。

開発当初は「ダメだしばかりで、くじけそうになりました」と岩崎さん。

何度も何度も工夫を重ねて、ようやくゴーがでた。

岩清の伝統と岩崎さんのサバ愛、女子目線、グローバルな感性で誕生した焼津発のサバグルメ。

絶対、今宵のワインなひとときを極上にしてくれるはず。

岩清
[住所]静岡県焼津市本町5-14-9
[TEL]054-629-2025
[HP]https://www.iwasei.com/
※鯖デリは、店舗にて販売。
2019年1月より、オンラインストアで販売。
また都内での催事にも出店予定。詳細はHPを。





池田陽子(いけだ ようこ)
サバファンの集い「鯖ナイト」や、日本中のサバ好きが集まる「鯖サミット」などの活動を担う「全さば連(全日本さば連合会)」広報担当/サバジェンヌとして活躍。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)、『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)、『春夏秋冬ゆる薬膳。』(扶桑社)、「ゆる薬膳。」はじめたらするっと5kgヤセました!(青春出版社)。


このグルメ記事のライター
池田 陽子@まとメシ

サバファンの集い「鯖ナイト」や、日本中のサバ好きが集まる「鯖サミット」などの活動を担う「全さば連(全日本さば連合会)」広報担当/サバジェンヌとして活躍。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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