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画面は性能を落として出荷されている!?

出荷状態では『高解像度』だが、『最大解像度』にすることで表示画質を上げられる。

Pixel 9 Proの画面は2856×1280ドットだが、デフォルト設定は『高解像度』の960×2142ドットに絞られている。これは『設定』の『ディスプレイとタップ』から確認・変更できるので、『最大解像度』に変更すると、ハードウェア・スペック通りの表示に切り替えることができる。

『高解像度』でも充分に細密な表示なので、変更してもさほど変わった気はしないが、ゲームの画面がドットバイドットで表示されるのは気持ちがいいし、スペックをきちんと引き出すこと自体が快感だ。ただし、電力消費は大きくなる。

また、Pixel 9 Proには非接触型の温度計が搭載されているのが面白い。これはPixel 9(無印)には装備されていない。Googleのエンジニアは、体温の微妙な変化を計測することで、ヘルスケアに役立てるような使い方を考えているようだ。

気になる測定可能温度の範囲だが、Google純正温度計アプリには「-20℃~200℃」とある。実際の上限がどの程度か、火をつけたガスコンロを測定してみたところ、309.5℃と計測された。定格外の温度も測定できるようだ。

モータースポーツではタイヤの表面温度や路面温度は重要な情報なので、こうした非接触型温度計が手軽に使えるのはありがたい。

非接触型の温度計は『-20℃~200℃』が測定範囲とされているが、300℃のガスコンロの温度も測ることができた。

文・写真/深澤紳一(ふかさわ しんいち):PCゲーム雑誌から文芸誌、サブカルチャー誌まで幅広い寄稿歴をもつライター。レーシングスクールインストラクターなども務めつつ、飼犬のために日々働く愛犬家。

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