年々高くなる自動車の車両価格だが、それに合わせて維持費もじわじわと高くなっている。ガソリン代はもちろんのこと、保険料も少しずつではあるが値上げされている。そして気になるのが修理費用だ。車両価格が上がればパーツ代が上がるのは当然のことだが、実際のところはどうなのだろうか?
アフターコロナで増える交通量
損害保険の大手数社は、2025年1月から、自動車保険の任意保険料を値上げする模様だ。保険料の値上げ幅は3~5%程度と見られる。最近は任意保険料の値上げが続いており、ガソリン価格の高騰、所得の伸び悩みも考慮すると、ドライバーとしては辛いところだ。
任意保険料が値上げされる背景には、複数の理由がある。まずは交通事故件数の増加だ。新型コロナウイルスが終息に向かうと、クルマで外出するユーザーが増えて、交通事故の件数も増えた。そうなれば任意保険の保険金支出も増大して、任意保険料を押し上げる。