旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で最…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■超高級
正解:トリュフ
難易度:★★☆☆☆
世界三大珍味のひとつです
トリュフはキノコの一種で、フォアグラ、キャビアと並び、世界三大珍味のひとつとされています。和名は「西洋松露」です。その希少性から「黒いダイヤ」と称されることもあります。
オークなどのブナ科の樹木などの根の周辺に菌根を作る地下性のキノコで、深さ約10cm~20cmほど地中で育ちます。地上からは発見できないことから採取に手間がかかるため、大量に採取することが難しく、超高級キノコとされています。
トリュフを豚が探して掘り出している様をテレビなどで見たことがある人が多いと思います。しかし、豚はトリュフを嗅ぎ当てて掘り出すと食べてしまうため、近年では犬を使うことが多いのだとか。
トリュフには産地や時期によって品種が異なりますが、「黒トリュフ」と「白トリュフ」に大別されます。
黒トリュフは、外側は黒色で、中は白や茶色になっているのが特徴。おもな産地はフランスです。
5月~8月頃に収穫されるものがサマートリュフ、9月~12月頃までに収穫されるものがオータムトリュフ、12月~3月頃に収穫されるものがウィンタートリュフと呼ばれます。
ウィンタートリュフがもっとも香りが高く、高級とされています。
白トリュフは、おもにイタリアを産地とするトリュフです。トリュフのなかでもっとも香りが強く、高級とされています。収穫時期は9月~1月です。
黒トリュフに比べて採れる量が少ないため、黒トリュフ以上に希少価値が高いといわれています。
白トリュフは黒トリュフよりもやわらかな食感を持ちます。
トリュフは味よりも香りを楽しむキノコとして知られています。
その香りはさまざまなものにたとえられます。たとえば、濃厚なバターのような香り、ニンニクのような香り、獣の匂い、土のような匂いなど。
スライスされる前のトリュフはサクサクした歯ごたえを持っています。そのため、少し厚めにスライスすればその歯ごたえを感じることができます。
いずれのトリュフも、スライス、または細かく刻んで料理にトッピングするのが一般的な食べ方です。
美味しいトリュフの見分け方
一般的なスーパーなどでは流通していることはほぼありませんが、WEBなどで手に入れることは可能です。
トリュフは形と香りの良さが命! 形はゴルフボールのようなものがベストといわれています。
また、しっかりとした芳香が感じられるものが良質とされています。
2~3日以内に味わうのがベストですが、きちんと保存すれば1~2週間は保存が可能です。
トリュフに水分は禁物。タッパーに生米を入れてその中に埋めて保存するのがおすすめです。
また、キッチンペーパーで包んで、チャック付きの保存袋に入れて冷蔵保存する方法もあります。
キッチンペーパーは毎日取り替える、生米は3~4日に1回は取り替えることをおすすめします。
トリュフの注目栄養素
大量に食べるものではないため、栄養をとるために食べるというキノコではありませんが、ほかのキノコ同様、ビタミンDや食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンDはカルシウムが骨の材料として効率的に使われる際に必須の栄養素です。そのため、骨粗しょう症の予防には欠かせません。
また、消化酵素の一種であるジアスターゼが含まれています。この成分は胃腸の働きを助ける働きを持っています。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。