「うなぎ」が1位!改めて見惚れた至高のうな重とは?【2024年の心に残った食ベスト10】取材は年600軒以上『おとなの週末』ライター・菜々山いく子

『うなぎや 神楽(かぐら)』うな重(上) 7700円(昼のみ) 身はふっくら盛り上がり均一で美しい飴色をまとった見た目からも職人の腕前が伝わってくる。「四万十鰻」のほか「かぐや」などのブランドうなぎを使用する。半身を使用する「並」は4400円

スタッフたちが選んだ「食のベスト10」。昨年、大好評だった企画を本年も行うことになりました。玉ねぎ頭に扮した飯田テツコと太ってしまった太目(武内)ヒロシが司会進行を務め、ライター・菜々山いく子が2024年に食べた、心に残る味、また食べたい味、店の雰囲気、店主の人柄、そんな点も加味してのベスト10を大発表!2024年最後の、あるいは2025年最初の、いえいえ、毎週末のグルメ活動に活用してください。

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スタッフたちが選んだ「食のベスト10」。昨年、大好評だった企画を本年も行うことになりました。玉ねぎ頭に扮した飯田テツコと太ってしまった太目(武内)ヒロシが司会進行を務め、ライター・菜々山いく子が2024年に食べた、心に残る味、また食べたい味、店の雰囲気、店主の人柄、そんな点も加味してのベスト10を大発表!2024年最後の、あるいは2025年最初の、いえいえ、毎週末のグルメ活動に活用してください。

菜々山いく子の2024年ベスト10

1.『うなぎや神楽』うな重(上)
うなぎらしい力強さはあるけどクセがない清らかな味わいと焼きの妙!

2.『中国菜 仁』ピリ辛茹でエビワンタン
ウェスティン「龍天門」出身の店主による上品な味から変化球まで満点。

3.『和牛小皿しんうち』ヒレステーキ、牛タンステーキ
肉質はもちろん、プロの火入れで牛肉はここまでキラめくのかと目から鱗。

4.『動坂食堂』カツカレー、スパサラ
衣が香ばしいカツに絡まる、スパイスの立ったカレーがたまらない!

5.『ピプレー』ダルバート
スパイスの組み合わせ、素材の味の引き出し方が、めちゃくちゃ繊細。

6.『炭火焼き魚弁当すみさわ』いぶりがっこのり弁
魚の身から溢れる炭の香り、いぶりがっこの燻香と歯応えでご飯が進む。

7.『和膳 玄多』寄島のタコとシャコの酢の物
タコの味の濃さ、シャコのみずみずしさに、瀬戸内海の幸の底力を見た。

8.『中華料理 秀永』白果鶏飯、青椒肉絲
具材の食感と風味がリズミカルに響く。町中華のお手本みたいな店です。

9.『マチルダ銀座』名物イカスミパスタ

『マチルダ』のイカスミ

イカスミの風味が超濃厚で好き~。ワインがじゃぶじゃぶ飲めるパスタ。

10.『どん平』とんかつと麦とろセット
とろとろ豚バラと衣の対比、デミグラス&ウスターがけは、唯一無二!

永遠の『おと週』アイドルは、わ・た・し ライター菜々山いく子

飯「あれ、ホットヨガ効果で艶めいていない?」

武「たぶんうなぎ特集号を見返しているせいかと」

菜「うなぎの飴色のツヤが反射しちゃって、って違うわ!自分磨きの成果よ。いやさ、『うなぎや神楽』のうな重に改めて見惚れていたわけ」

武「今年の新店ですよね。オープンがうなぎ号の締め切りギリギリで変な汗をかいた記憶が……」

菜「その汗、いつもだよ。でもそう、滑り込みで取材させてもらって。四万十鰻の力強くも清らかな味わいと親父さんの焼きの技が光るぅ。今まで鰻屋に何百軒と行ったけどマジで5本の指に入る」

飯「新たな名店の誕生を目にしたわけだ」

菜「まさにね。逆に、19年オープンなのに、今まで我々取材班に見つからなかった『中国菜 仁』みたいな良店の発掘にも沸いたな。上品な味から変球的料理もあって、CP含め全部が100点!」

『仁』のエビワンタン

『仁』のエビワンタン

武「とにかく足と胃袋を駆使して、地道に食べ歩いて発掘する大切さを改めて痛感させられました」

菜「神楽坂の『和牛小皿しんうち』も、歩き回って小径で出合ったんだよね。塊肉でじっくりじわじわ焼くステーキの、中のレア感と、繊維から溢れ出す旨みに……ノックアウト!」

『しんうち』のヒレステーキ

『しんうち』のヒレステーキ

飯「くうう、食べたい~。今すぐ行くっ」

菜「待ってくれる?今年の取材総括は、『動坂食堂』なくては語れないから。いわゆる町の食堂って感じなんだけど、小鉢に定食、つまみとどれも芯のある旨さでさ。懐かしいのにどこか新しいカツカレーもスパサラも、たまらんよ(圧)!」

文/飯田かおる

2025年1月号

※2025年1月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「【厳選】うなぎ、うなぎ、とんかつ!神楽坂の新店3軒 その実力“折り紙付き”!」では、覆面調査隊が優雅なランチタイムになること必至のうなぎ店に、店主の技が光る極上のとんかつ店を実食レポートしています。

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