立ち飲みは数あれど、こんなの見たことない! と言える店を神奈川・武蔵小杉で発見。なんとインド料理との融合を果たしているという。一体どんなメニューがあるのか。ライター・カーツさとうがガチ飲みしてきました。
画像ギャラリー立ち飲みは数あれど、こんなの見たことない! と言える店を神奈川・武蔵小杉で発見。なんとインド料理との融合を果たしているという。一体どんなメニューがあるのか。ライター・カーツさとうがガチ飲みしてきました。
インドの屋台と日本の立ち飲みが奇跡の融合!
2024年巳年初頭。最高にホットな立ち飲み酒場を発見いたしました!!
川崎は武蔵小杉駅から徒歩約5分の地に鎮座まします、その店の名は『パンジャビ・ラッシュ』。
日本では超珍しい「インド料理&和風居酒屋料理」でジョッキを傾けられる立ち飲み屋さんなのだ。
最初は「日本では超珍しい」ではなく「日本唯一!!」と書くつもりでしたが、調べると日本国内には他にも1軒ほど似たタイプの立ち飲み屋さんもございまして、「超珍しい」という表現になってしまいました。
しかし! この店には、ここにしかないオリジナルな素晴らしさがある。それがインドの街角の屋台で提供しているようなスナック的料理でも呑めるということだ。「立ち飲み」というサクっと呑むムードと、このインドのスナックの相性を想像してみてくださいな。最高ですよ。
そんな『パンジャビ・ラッシュ』のスナックっぽいインド料理でまず注目したいのが、「パニプリマサラ」。インド料理好きならばご存じでしょう、空洞のボール状生地の中にスパイシーな野菜などを詰めた料理。
これがなんと格安の250円! いや、この「パニプリマサラ」に限らず、この店は料理もお酒も、庶民の酒場である立ち飲みらしくしっかりとお安いのだ。
ということで、インド料理メニューの価格を一部列挙しちゃう。
まずはスナック系から「パパド」(180円)、「マサラパパド」(150円)、「ナン」(150円)「パロタ」(300円)。
続きまして一品料理的な品は「ラムステーキ」(500円)、「タンドリーチキン」(300円)、「カジキマグロBBQ」(300円)、「シシカバブ」(300円)等々。
もちろんカレーもしっかりガチなのが、これまた格安でございます。「キーマカレー」「バターチキンカレー」「野菜カレー」(各350円)、「マトンカレー」(450円)、他に「本日のおすすめカレー」もあるってさ。もちろんライスもあるでよ。「サフランライス」(150円)、「インドライス」(300円)。
実はこの店、『パンジャビ バル』という南インド料理専門店の一郭にあって、その厨房で料理は作られている。さらにすぐ隣には同系列の『パンジャビ ダビ』という北インド料理専門店もございまして、こちらから提供されるメニューもある。
ようするにガチの南インド料理、北インド料理の両方を気軽に味わえて呑めるのだ。この時点で、酒場好きだけではなく、インド料理好きも気になってしょうがない精神状態に陥ってることを確信しております。
サワーはメガ、いやテラレベルのビッグサイズ!
お酒もまぁ~一般的な居酒屋になるメニューがフルラインナップで揃う。「ホッピーセット(白・黒)」(500円※焼酎ナカ250円)、「生ビール」(500円)、「酎ハイ」(400円)「ハイボール」(450円)。
サワー類は10種以上あって、価格は400円と450円のモノに分かれてて、250円プラスでメガサイズになるサワーもある。そんな中インドらしい「ラッシーハイ」(450円)をメガサイズで頼んだらメガというよりテラサイズ。ますますうれしい。
その他のアルコールも列挙。「ワイン(赤・白)」(各450円)、「本格焼酎(黒霧島・いいちこ・しろ・一刻者)」(各500円)、「日本酒(常温・熱燗・冷酒)」(各500円)。もちろんインドビールも「キングフィッシャー」や「マハラジャ」などなど各種あって600円。ソフトドリンクもあります。
メニューの列挙が続いてますが、こういうお店や呑むのが好きな人は、人それぞれ違う味の感想なんかより、こういうメニュー列挙が一番うれしいでしょ。メニュー見てるだけで呑めるもん。
ってことで日本的な居酒屋メニューも一部ご紹介。「なすしょうが」(150円)、「若鳥大葉チーズ」(250円)、「あじフライ」(2枚480円)、「とりのからあげ」(300円)、「天ぷら盛り合わせ」(400円)。そしてなんと「お刺身」までも500円からあるッ!!
つまりこの『パンジャビ・ラッシュ』にくれば、刺身とタンドリーチキンで本格焼酎を呑む……なんていう今までの常識では考えられない立ち飲みタイムを体験できるワケで、こりゃ~酒好きならば一度体験しないともったいない! いや、一度といわず毎日体験しても飽きることがないぞこれ。
そしてさらに感動したのが、インド料理と日本料理を融合させたかのような逸品。それが「マトンのもつ煮」(350円)だ!
マトンのもつ&正肉がインド風のスパイスでトロッと煮込んである……なんて聞くと「ただのマトンのカレーでは?」と思う人もいるかもしれないが、居酒屋のもつ煮のように豆腐まで入ってるし、上に薬味のネギまで乗ってる。これぞまさに「日印友好最強ツマミ」と断言したい! ダメ押しでしっかり量もあって安いし。
そして最後に、個人の好みはそれぞれなんで味の感想なんて聞きたくない人もいるでしょうが、インドの漬物である「アチャール」(150円)をアテに黒ホッピーを呑むマッチングが、アチャールの酸味と辛味、そこに黒ホッピーの苦みが混じり合い、これぞ至極。
アチャール&黒ホッピー。これだけで毎日通いたいくらいでありました。現場からは以上です。
■『立ち呑み パンジャビ・ラッシュ』
[住所]神奈川県川崎市中原区小杉町1-519-2 田原ビル1階
[営業時間]16時~23時LO※インド料理メニューは22時にて提供終了
[休み]無休
取材・撮影/カーツさとう
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