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お花見の季節にはさらに絶景荘厳な東寺のライトアップ

桜の時期の東寺はさらにスペシャルに。「不二桜」と呼ばれる樹齢120年のシダレザクラが名高く、五重塔を背景とした眺めが素晴らしい。200本のソメイヨシノが咲き乱れ、なかでも夜のライトアップは壮観だ。2025年は3月15日~4月13日まで開催され、18時30分からの拝観料は1000円。

この時期は全国、いや世界中から花見客が訪れ、毎年、長い列ができている。数年前、コロナ禍で観光客がほぼゼロになったとき、今がチャンス、と訪れたことがあるのだが、言葉を失うほど、怖くなるほどの景観だった。あれは奇跡のタイミングだったなあと今でも思う。観光客が戻った今、もうあの絶景を見るのは困難だろう。

一生に一度は拝みたい東寺の春の夜間特別拝観。満開の桜と五重塔が壮観
誰もいない、明け方の五重塔もまた幻想的。静寂を楽しむ贅沢な時間
旅の基地となるOMOベース。近隣のグルメ情報もおやつや軽食もここでGET

ところが!OMO3京都東寺では、春の夜間特別拝観ガイドツアーを期間限定で開催。ライトアップされた夜桜や建築物のビューポイントを案内し、幻想的に浮かび上がった仏像を拝観する。混雑を避け、東寺への入場がスムーズになるこのツアーは、専用プランから予約した宿泊者のみ参加できるとあり、申し込みも殺到。東寺まで歩いてすぐという立地を生かして、早朝、誰もいない桜満開の境内を歩いてみるのもいい。

ちなみに京都にはこの東寺のほかに、八坂神社まで徒歩30秒の「OMO5 京都祇園」と先斗町からも徒歩圏内の「OMO5 京都三条」もあり、それぞれ絶好のロケーション。滞在のスタイルに合わせて、街ナカ旅の最高の拠点となるのだ。

文/間庭典子
まにわ・のりこ。東京都杉並区出身。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)退社後、米ニューヨークを拠点に活動。帰国後はフリーライターとして情報を発信。全国各地の宿、インテリア誌では200軒以上の住宅を取材するなど、旅芸人なみのフットワークを誇る。仕事柄、ラグジュアリー系リゾート体験も豊富だが、「青春18きっぷ」を使って旅する“18きっぱー”でもあり、JRのほぼ全路線制覇。地の酒、肴を味わえる居酒屋や市場めし、ひなびた湯治場を巡るのも大好き。

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間庭典子
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