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1年の多くを日本のどこかで過ごしているトラベルライター間庭典子。街を歩き、街を学ぶ「街ナカ旅」に目覚め、出張のついでに数日延泊するように。「テンションあがる『街ナカ』ホテル」はそんなときの名サポーター。100%以上活用するためのトリセツをレクチャーする。

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九条口から近い「街ナカ」ホテルは京都旅、関西出張の拠点に

東京生まれの私にとって京都は関西の玄関口。西には親戚が多かったことから、子供時代、夏休みは大阪や岡山を訪れる機会が多かった。東海道新幹線で京都駅に着き、五重塔や京都タワーを見えると、近畿圏に突入!とわくわくしたものだ。今でも関西出張の度に気持ちが高まる。

新大阪や新神戸などの新幹線駅が街の中心地からちょっと離れているのに対して、京都駅は駅前もわりとにぎやかで、かつJR在来線の新快速や近鉄、地下鉄などで関西の各都市とアクセスしやすい。

私は旅以外にも、インテリア雑誌など住宅関係の取材で各地を頻繁に回っている旅芸人ライターだ。そのお宅の家具の配置や光の入り方を確認し、インテリアコーディネイトのプランを立てる下見取材では、1軒20分程度の滞在もあり、そのためだけに地方へ向かうことも。他の取材や要件を並行して進めることで効率アップを図っている。情報が多い関西の物件の場合は特に。

そしてもちろん、観光もついでにかなえば、なおうれしい。

京都駅南側の東寺エリアは近鉄京都線や市バスのルートでもあり移動も便利

コロナ禍の住宅撮影は、できるだけ感染のリスクになる人との接触を避け、とにかく安全第一に、速やかに、を心がけた。京都の駅前のホテルに滞在し、各撮影場所へ直行していた。今でもJR京都駅を拠点に動くことは、人込みを避けて移動できると信じている。(もちろん京都駅も大混雑なのだが)

なかでも新幹線のホームとのアクセス抜群の八条口側は、関西出張の拠点として便利なのだ。新幹線に乗る直前まで、宿に荷物を預けて身軽に取材や観光へ。そんな九条口からも徒歩圏内、近鉄京都線東寺駅からは徒歩2分。世界遺産、教王護国寺(東寺)すぐ近くにあるのが「OMO3京都東寺 by 星野リゾート」だ。

機能性と快適さを追求したOMO3は気軽な旅に優しいベーシックホテル

ここで気になるのがOMOのあとについている数字。これは施設の機能性を表示したもので、たとえば3はご近所マップやOMOベース、ローカルガイドアクティビティ(ご近所ツアー)を備えた「ベーシックホテル」、5はカフェやバーも併設した「ブティックホテル」、7はいわゆる観光ホテルのように宴会場やビュッフェスタイルの食事を提供する」「フルサービスホテル」というように、ホテルのタイプを示し、旅の目的に合わせて選ぶための基準となっているのだ。

エントランスのフロアにあるまんだらアート。左の仏様は照明により笑顔になる仕組み
ご近所マップなどがあるOMOベースでは枯山水を自分で作るアクティビティも

「OMO3京都東寺」は機能的な設備を備えた「ベーシックホテル」。もちろん、そのエリアをモチーフにしたデザインで旅をおもしろくしてくれる。エントランスを入ると、21尊の仏像により構成される東寺の立体曼荼羅(まんだら)をテーマにした「まんだらアート」がお出迎え。OMOベースにある砂のテーブルでは、ゲストが自由に枯山水を描いたり、写経をしたりでき、心を整える場所となっている。

客室は機能的でシンプルだが、仏教をモチーフとした柄や織物をインテリアに取り入れていて、心が落ち着く。出張や街歩きで疲れた心身が浄化されそうな空間となっている。

機能重視な「街ナカ」ホテルにはコインランドリーや電子レンジなどがある。また、チェックイン前やチェックアウト後でもフロントで荷物を預かってもらえたり、有料だがキャリーサービス(手荷物配送サービス)やシェアサイクルも利用したりできる。関西を巡る拠点したくなる便利さと心安らぐ快適さ。宿に滞在する時間は少ないけれど、便利なロケーションに滞在し、効率よく動きたいときにはおすすめだ。

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