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地獄谷野猿公苑のスノーモンキー

湯気が立ち上る雪景色の温泉に、気持ちよさそうに浸かるサルたち。長野県山ノ内町にある「地獄谷野猿公苑」の光景です。県北東部の山間部、志賀高原から流れる横湯川の渓谷に、1964(昭和39)年開苑。「本来ニホンザルが暮らす環境の中で、より 自然に近い状態でサルを観察することが出来る施設」(同苑のホームページより)です。

つまり、湯舟に入っているのは、ニホンザルです。『世界大百科事典第2版』(平凡社)によると、「顔としりが赤く尾が短い日本特産のサル」で「ヒトを除く現生霊長類中、最北限に分布」とあります。

ヒトを除く霊長類では珍しく、豪雪地帯にも生息します。地獄谷は冬になると、積雪が1メートル以上にもなる大雪の土地。雪に覆われた自然の中で、温泉で身を温める地獄谷野猿公苑のサルたちは「スノーモンキー」として、世界から注目され、多くの人に愛されてきました。1970年には米誌『LIFE』の表紙に掲載され、98(平成10)年の長野オリンピック開催の際には各国の人の目に留まることで、さらに、その存在が知れ渡りました。

“反省ポーズ”で、全国の人気者に

サルの芸を見せる「猿回し」は歴史が古く、鎌倉時代前半を記録する史書『吾妻鏡』にも記述があります。この日本の伝統芸が、1980年代後半、テレビの電波にのって、お茶の間の話題となりました。「反省ポーズ」で一世を風靡することになる猿回しコンビ「太郎次郎」です。

猿回しは近代になって衰退し、戦後は一時途絶えますが、復興の機運が高まります。その活動の中心にいた猿回し師の村崎太郎さんが、サルの次郎とテレビに出演。次郎が、太郎さんの膝に手を置く「反省ポーズ」が注目を浴び、コンビは一躍全国の人気者となりました。その後は、テレビやイベント、CMなどに引っ張りだこ。90年代には、アメリカでも公演を成功させるほどのブームを起こします。

村崎さんは「日光さる軍団」を率いています。日光さる軍団が活躍するエンターテインメントパーク「おさるランド&アニタウン」(栃木県日光市)では、さまざまなニホンザルのショーやイベントが楽しめます。

江戸家猫ハッピー(Edoya Nekohappy)

マルチクリエイター。動物ものまね芸人「三代目 江戸家猫八」の末娘。
1993年から15年間、俳優・緒形拳に師事。共著「地球徒歩トボ」(学研)では写真を担当した。オリジナルキャラクターである猫の「満吉くん」を通して、地球を楽しむための写真・漫画・グッズなどを発信している。2023年7月、伊豆高原で「猫満福庵」という猫のいるギャラリーをオープン。

・「猫満福庵」https://nekomanpukuan.com/

・「江戸家猫ハッピー」https://nekohappy.com/

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堀晃和
堀晃和

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