美味しいなめこの見分け方
全体の色が明るく、きれいな栗色をしているものが新鮮です。黒っぽく変色していたり、ぬめりが水っぽくなっているものは鮮度が落ちている可能性があります。
ぬめりにツヤがあるかどうかも重要です。なめこの魅力はそのぬめりにありますが、鮮度が高いものはゼリー状の粘液がしっかりしていて、光沢があります。ぬめりが濁っているものは避けましょう。
真空パック入りの場合は、袋の中でなめこの形がくっきり見えるものが良品です。袋が膨らんでいる場合は、ガスが発生して真空状態が崩れている可能性があるため、避けたほうが安心です。
冷蔵庫で保存するのが基本ですが、日持ちはあまりしないため、購入後1~2日以内に使い切るのが理想です。湯通ししてから冷凍保存することも可能ですが、食感が少し落ちるため、できれば生のまま調理するのがおすすめです。
なめこの注目栄養素
なめこのぬめりの主成分は水溶性食物繊維です。とくに注目されるのがペクチンとβ-グルカン。
ペクチンは糖質や脂質の吸収を緩やかにする働きがあり、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待されています。また、腸内の善玉菌のエサとなることで、腸内環境の改善にも役立ちます。
一方、β-グルカンは免疫細胞を活性化させる働きがあるとされ、体の防御力を高める成分として注目されています。さらに、腸内で水分を吸収して膨らむことで、便通を促す作用もあります。
ぬめりにはこのほかにも、グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸が含まれており、これらは旨味成分として料理の味を引き立てるだけでなく、代謝のサポートや疲労回復にも役立ちます。
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