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明治大学、旧・東京医科歯科大学など多くの大学が集まる神保町・御茶ノ水。明治時代以降に続々と大学が創設され、古書街として発展を遂げた「神保町」、パリの学生街をなぞらえ、日本の「カルチェ・ラタン」とも呼ばれる「御茶ノ水」。歴史と文化薫る街で、ノスタルジックな雰囲気が漂う洋食店やレストラン、和食店を見つけました。美味とモダンな空間に身を委ねてみては。

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65年の歴史を繋ぐ老舗の味の再出発に神保町が沸いた!『キッチンビバ』@神保町

いやぁワンパクだねぇ。ドカンと大きなメンチカツ&生姜焼きにたっぷりナポリタンの付け合わせ、おまけに見本の食品サンプルにはないサービスの目玉焼きまで!?

ふふ、神保町に縁ある人ならもうお気づきだろうか。ここは創業65年目にして今年4月に惜しまれながら閉店した『キッチングラン』の味を受け継ぐ店。長年勤めていたマスターの矢内昭夫さんが閉店からわずか2か月後の6月、旧店の隣で店名も新たに再出発させた。カウンター6席のみと規模こそ縮小したものの、でっかい心意気と味はそのまんまだ。

メンチカツしょうが焼き盛合せ1150円(昼)※ライス・味噌汁付

『キッチンビバ』メンチカツ しょうが焼き盛合せ 1150円(昼) ※ライス・味噌汁付 メニューの基本3本柱はメンチカツ、生姜焼き、ハンバーグ。2種の組み合わせが人気。この味を求めて30~40年通う常連も。メンチは牛肉4:豚肉6の合挽き。ラード100%でサクッと揚げる。自家製デミグラスソースもたっぷり。生姜焼きは濃いめの味付け

「自分も食べることが好きだからね、多い方がうれしいでしょ」とボリューム満点!豚バラの生姜焼きはご飯に合い過ぎる濃厚な味付けに活力がみなぎるし、メンチは注文の度に衣を付けて揚げるサクサクのジューシーさ……実直な味と量、安さにも文句の付けようがございません。

しかも夜は焼鳥などつまみで一献の楽しみも加わったと聞けば、我ら酒好きもたまらんぜぃ。ちなみに『ビバ』はかつてマスターの実家がこの街で営んでいた喫茶店の名。伝統の味とルーツの店名のダブル復活、新たな伝説の始まりだ!

『キッチンビバ』

[店名]『キッチンビバ』
[住所]東京都千代田区神田神保町2-24水道橋ニッカビル1階
[電話]03-6261-5755
[営業時間]11時半~15時(14時半LO)、18時~22時(21時半LO、食事系は〜20時)※時間はその日の状況で変わる
[休日]日
[交通]地下鉄半蔵門線ほか神保町駅A3出口から徒歩3分

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3代目が目利きする旬魚のおいしさに日常の幸せを感じる『季節料理はせ部』@神保町
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『おとなの週末』編集部
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