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■難読漢字、地名編の正解はこちら

正解:どしょうまち

道修町(どしょうまち)は、大阪府大阪市中央区に位置する街区で、大阪の主要なビジネスエリアである船場(せんば)の一角を占めています。

このエリアは、「くすりの町」としても知られています。

その歴史は古く、豊臣秀吉の時代頃から薬種取引の場として栄え始め、江戸時代に入ると、長崎から輸入される唐薬種(漢方薬)や、国内の和薬種のほとんどが、この道修町の薬種問屋を経由して全国へと流通する体制が確立しました。幕府から公的な許可を得た薬種中買(やくしゅなかがい)仲間がこの地に集まり、薬の品質や価格の管理を一手に担っていたのです。

現在も大手製薬会社の本社や支社が軒を連ね、その歴史と文化に触れるため、「道修町ミュージアムストリート」が整備されています。この道修町通の約300mには、田辺三菱製薬史料館やくすりの道修町資料館、武田科学振興財団 杏雨書屋など、複数のミュージアムや展示施設が点在しています。

周辺の北浜や淀屋橋エリアには、当時から続く老舗の飲食店や、ビジネス街ならではの洒落たカフェなどが多く、散策の合間に利用することができます。

地名の由来には諸説あります。室町時代には「道修谷」と呼ばれていた記録があり、そこに「道修寺」という寺院があったことから名づけられたという説が有力です。

また、「北山道修」という医師がこの地で医院を開業していたことに由来するという説もあります。さらに、私塾が多く修学修道の地であったことから「道を修める町」として名づけられたという説も。

いずれにしても、学びや医療に関わる文化的背景が色濃く反映された地名であることは間違いありません。

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『おとなの週末』Web編集部
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