最近米をはじめ、食品がとっても高くて困ってしまう。食品の値上げに伴って給与も上がってくれればいいのにそうはいかず、財布が逼迫していくばかり。そんな中、食道楽の街・大阪にはそんな不況の中でも「お客さんに喜んでほしい」の一心で、まだまだ安価にランチを提供しているお店がある。今回は梅田・北新地エリアの激安3ケタランチを取材した。
アレンジを楽しめるワンコイン海苔弁!@堂山食堂
『堂山食堂』は梅田に6店舗展開する居酒屋。特に梅田駅の中心にあるホワイティうめだ店は昼夜を問わず多くの客で賑わっている。2025年7月現在、本店を除く5店舗で「のり弁定食」や「麻婆定食」、「カレー定食」の3つの定食が衝撃価格の550円で提供。今回はその中でも人気の「のり弁定食」を食べてきた。
海苔弁の具材といえば、白身魚フライをイメージされる方も多いだろう。しかし、ここの海苔弁にはお店の名物である「ハムカツ」が鎮座している。
たっぷりのたまごサラダをハムで巻いたハムカツはふわっふわの食感! 毎日このハムカツをスタッフさんが手作りしているからこそ、550円で提供することができるのだという。逆に冷食など出来合いのものを使うほうがコストがかかってしまうのだ。
また「のり弁」のおいしさの秘密はご飯にたっぷりとかかった甘辛い醬油ベースのタレにある。きんぴらごぼう、ちくわの磯部揚げ、ハムカツと合うように特別に配合されていて、どこを食べていてもハズレがないように計算されている。
堂山食堂本店の海苔弁の特別な魅力は、自分好みに自由にアレンジができるところ! トッピングメニューは特に海苔弁との相性を考えて作られているから、とてもマッチする。今回はスタッフさんおすすめのトッピングをふたつ教えていただいた。
(1)ちょいカレーマーボー
「カレー」と並ぶ堂山食堂のもうひとつの名物、「麻婆豆腐」(各100円)だ。海苔弁さえ注文すれば、トッピングで『堂山食堂』の2大名物が一挙に堪能することができる。
麻婆豆腐、カレーのどれもご飯が非常に進むものを一気に楽しめるとなれば、標準量のお米では絶対に足りない。それゆえ、ライスは「特盛」(200円)にすることをおすすめしたい!
ただでさえボリューム満点なので、満腹必至! ここぞという時のエネルギーチャージにもってこいである。まさに脳が満腹を自覚する前にかきこむ背徳ランチだ。
(2)コロッケ
揚げ物好きならこちら、コロッケを薦めたい。しっとりしたジャガイモに、甘い味付けの挽き肉。噛り付くと衣がサクッと音を立て、食欲を掻き立てる。時間が経ってもサクサクしているのも素晴らしい。そんなシンプルなコロッケが、甘辛い海苔弁に程よいジャンキー感を添えていて、満足度がアップする!
トッピングは他にも「唐揚げ」(2個で200円)や「アジフライ」(250円)なども用意している。好きなトッピングを追加して、自分だけのオリジナル海苔弁を手軽に作ることができるから、毎日通っても飽きがこない!
ボリューム重視の方は、ここ『堂山食堂』のランチをぜひ!
■『堂山食堂ホワイティうめだ店』
[住所]大阪府大阪市北区角田町2−8 ホワイティ ノースモール2 F4
[電話番号]06-6315-3801
[営業時間]11時~23時
[定休日]施設の休みに準ずる
[交通]地下鉄谷町線東梅田駅1番出口から徒歩1分