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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・恵比寿の創作和菓子店『SISIRI』です。

北海道の季節を映し出す創作和菓子をご褒美に

恵比寿駅からのんびり歩いて約15分。土・日・祝だけ白い暖簾のかかる古民家が、『SISIRI』。都心の喧噪が嘘のような空間で、窓の外には緑豊かな中庭が広がる。

ここで供されるのは“北和菓子(ほくわがし)”。オーナーが北海道出身で、帯広で有機栽培されたえりも小豆や松前小島産の天草など、北の大地から届く素材が生かされているのだ。

メニューは餅菓子を中心に少数精鋭。「一揃え」なら、店の真髄が味わえるはず。

SISIRIの北和菓子・一揃え(おはぎ、季節のおもち、雪もち、白玉餡蜜)3146円、煎茶(温)「静7132」

『SISIRI』(手前)SISIRIの北和菓子・一揃え(左から:おはぎ、季節のおもち、雪もち、白玉餡蜜) 3146円、(ドリンク)煎茶(温)「静7132」 お餅3種に加え、天草寒天に黒千石豆の塩味を利かせた餡蜜も付く。煎茶や和紅茶など飲み物もセット

ふわっと口どけのよい「雪もち」には、丁寧に炊いたえりも小豆の粒餡とともに西興部(おこっぺ)村のグラスフェッドミルクで作るクリームが入っていたり、この日の「季節のおもち」の道明寺には木の実が散りばめられ、白餡と落花生クリームが潜んでいたりと、新しい感性が随所に。

かと思えば、道産の餅米と小豆の香りがまっすぐ伝わる「おはぎ」もまた秀逸。どれも体にすっと馴染むおいしさで、頬も心も緩ませる。

【おみやげも!】どら焼き・雪もちなど

『SISIRI』どら焼き・雪もちなど 道産の米粉と餅粉を用いた生地に、塩バタークリーム&粒餡を挟んだどら焼き。「どら焼 白」345円、スパイス香る「どら焼き 黒」378円

看板商品「雪もち4個入」(1555円)のほか、人気なのが、道産の米粉と餅粉を用いた生地に、塩バタークリーム&粒餡を挟んだどら焼き。「どら焼白」345円、スパイス香る「どら焼き黒」378円。HPで店舗受け取り予約や全国発送もできる。

『SISIRI』テーブルなどの家具も北海道出身の作家に特注した

恵比寿『SISIRI』

[店名]『SISIRI』
[住所]東京都渋谷区恵比寿3-38-25・1階
[電話]なし
[営業時間]土・日・祝のみ10時~17時
[休日]上記以外のすべて
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅から徒歩13分

※画像ギャラリーでは、ハスカップの酸味が絶妙な「流水羹」の画像がご覧いただけます。

■おとなの週末2026年1月号は「もう迷わない!東京駅ランキング」 2025年12月15日発売

『おとなの週末』2026年1月号

撮影/西崎進也、取材/飯田かおる
月刊情報誌『おとなの週末』2025年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京にある江戸から続く老舗の甘味処3選 長く愛される逸品を堪能!」では、老舗の逸品の中から、手軽に味わえる和の甘味を集めました。

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