雑居ビルに潜む「らー麺や」、カレーラーメンの背徳感が最高すぎる
では、最後の「魔性のラーメン」をご紹介します。栄駅近く、夜の繁華街ど真ん中にある『らー麺や(名古屋市中区)』の「カレーらーめん」です。この界隈は「女子大小路」とも呼ばれ、どことなく妖しい雰囲気が漂うエリア。少々緊張しながら店を探します。そんな繁華街の雑居ビル1階で、真っ赤な看板を掲げているのが『らー麺や』です。千客万来、近くのお店で働いていると思しきお兄さんたちで、店内は大いに賑わっています。
もの凄いアウェー感にドキドキしながら(笑)、まずは「豚ぽん」でスタート。メニューに「絶品おつまみ」と書いてあるように、これが実に旨い。豚肉とネギにポン酢を合わせたシンプルな料理ですが、ジャンクな味わいにビールが進みます。
では、「カレーらーめん」をいただきます。東京でもよく見かけるカレーラーメンですが、「らー麺や」の一杯はひと味もふた味も違います。
カレーは本格的で、かなりドロッとしており、もはやスープ感はほとんどありません。大ぶりのチャーシューの間には生卵がのり、ジャンクさがさらに際立ちます。そして、このラーメンがおいしくて、おいしくて。酔いも手伝って、箸が止まりません。名古屋に詳しい同僚が「飲んだあとにはサイコーです」と言っていたのも納得。これまで食べてきたラーメンの中でも、ジャンクさでは一番かもしれません。
そして最後は、残しておいた「豚ぽん」をカレーに投入。少々お行儀は悪いですが、どうしてもこれをやってしまうのが男の子ということで(笑)。まさにジャンクの二乗に、思わず「たまらん。。。」とうなってしまいました。名古屋の「カレーらーめん」、恐れ入りました。
店を出て夜の街を歩いていると、「サンシャインサカエ」の観覧車が見えてきました。まるでラーメンの丼ぶりの如き観覧車を見上げ、目をクラクラさせながら、今日一日のラーメン人生を振り返ります。いやー、恐るべし、魔都・名古屋の「魔性のラーメン」たち。ふわとろの「玉子とじラーメン」に、激辛の「台湾ラーメン」、そしてジャンクの極み「カレーらーめん」。背徳感まで含めて、忘れられない一杯でした。個人的に今イチオシの「名古屋メシ」は、ラーメンに決定です。
文・写真/十朱伸吾
おとなの週末Web専属ライター。全国のご当地グルメを求めて40年余。2013年には、“47都道府県食べ歩き”を達成した。訪れた飲食店は1万軒をゆうに超える。旅と食とお酒をこよなく愛するオプチミスト。特にビールには一家言あり。競馬と写真とゴルフも趣味。週1の自転車ツーリングとサウナでダイエットにも成功した。好きな言葉は「発想力は移動時間に比例する」。











