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誰もが知っているロングセラーと聞いて、みなさんは何が思い浮かぶでしょうか。そんな愛すべき商品を料理家・奥田ここさんがお家で再現するという企画。今回挑むのは、東海漬物の「きゅうりのキューちゃん」。爽快な仕上がりかつ、アレンジもきくものに仕上がっています。

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青い風味と食感が小気味良い、食卓の強い味方「きゅうり」

そのままで、漬けもので、熱を入れて焼きもので、はたまた切って、叩いて、刻んで、おろして、と変幻自在に温かい料理、冷たい料理ともにさまざまな食べ方を楽しめるきゅうり。中でも「漬けもの」のきゅうりは、ご飯のお供やお酒の肴として大変重宝するサイドディッシュのひとつです。
浅漬けやぬか漬けのほか、醤油風味がきゅうりの爽快さをぐっと引き立てる、誰もが知っている漬けものロングセラー「きゅうりのキューちゃん」は、不朽の名作といってよいかもしれません。
そこでお家ごはんのおともに、手前味噌ならぬ、手前きゅうりのキューちゃんを作ります
本家には及ばずとも、香味野菜の生姜や大葉をきかせた爽快なきゅうりの漬けもの、日々の食卓を盛り上げてくれること間違いなし。ぜひトライしてみてください。

きゅうりのキューちゃん風漬けものの作り方

きゅうりのキューちゃん風漬けもの

◆材料(作りやすい分量)

きゅうり…500g
生姜…50g
塩…小さじ1
大葉…10枚
白ゴマ…大さじ1
醤油…150cc
みりん…40cc
砂糖…小さじ1
米酢…40cc

材料

◆作り方
1.きゅうりを洗い、厚さ7~8mm目安に切る。

きゅうりをカット

2.生姜を洗い、皮をむき、千切りにする。

生姜は千切りに

3.大葉を洗い、千切りにし、さっと流水に通す。

大葉も千切りに

4.ボウルに(1)のきゅうりと(2)の生姜、塩小さじ1を入れ、きゅうりと生姜に塩をまぶし20分ほどおいたのち(もまない)、絞っておく。

ボウルに入れたきゅうりと生姜
きゅうりと生姜を和えた状態

5.鍋に、醤油150cc、みりん40cc、砂糖小さじ1、米酢40ccを入れて混ぜ、砂糖を粗々溶かしたのち、鍋を強火にかけ、沸いたら、(4)のきゅうりと生姜を入れる。きゅうりと生姜にまんべんなく汁を行きわたらせ、再び沸いたら火を消し、しばらく放置する。

醤油・みりん、砂糖、米酢を入れ、砂糖を粗方溶かす
きゅうりと生姜を投入

6.粗熱が取れたら、(3)の大葉と白ゴマも入れ混ぜ、2~3時間置いたのち、汁気を切って、きれいな容器に移したら出来上がり。

鍋にすべて入れた状態

7.汁気を切って、きれいな容器に移したら出来上がり

ポリポリポリポリ止まらない

約95%は水分といわれるきゅうりですが、その青い風味の果汁にほんのり熱が加わることで、生食とは違った景色の風味になるのがきゅうりの魅力だと思います。
今回はその魅力を引き出すべく、浅漬けやぬか漬けとは異なり、漬け汁の温かみの力も借りて、味を仕上げていく漬けものです。温かい汁にきゅうりを入れて大丈夫? と思われるかもしれませんが、加熱し過ぎないよう沸いたら火を消し、予熱を使うことできゅうりの食感も損なわないよう美味しく仕上げます。
小気味良い食感をキープしつつ、味もしっかり入ったきゅうりのポリポリとしたテクスチャーとサウンドは、漬けものの醍醐味です。
ご飯との相性はテッパンですが、ついつい食べすぎるという反面も……。私は漬けたきゅうりを海苔で巻いて食べるのも大好きです。ぜひお試しください。
なお、本家「きゅうりのキューちゃん」は、お家で楽しむキューちゃんへのさらなる一歩になりそうな情報満載の、キューちゃんへの扉とした「Q”s CAFE」というサイトで、製造工程をはじめ様々なキューちゃん情報を発信されています。
http://www.kyuchan.co.jp/kyuchan/index.html

余ったときの対処法

旨みと酸味をバランスよく併せ持つ今回の漬けものは、温菜・冷菜ともにアレンジにも大活躍です。
刻んでおにぎりにして冷凍しておくととっても便利! その他、あまじょっぱい味をアクセントにタルタルソースに使ったり、刻んでチャーハンに投入するのもおすすめです。
みなさまの食卓の仲良しさんになれますように。

取材・撮影/奥田ここ

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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奥田ここ
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