おとなの週末・京都旅 【画像ギャラリー】おとなの週末・京都旅 京都の残暑にジビエはいかが! #ジビエ#京都#旅行 記事に戻る 京都市内からクルマで約80分。南丹市の美山町は日本の原風景が今も残る農山村地域。国の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」にはかやぶき屋根の民家が立ち並ぶ。日本国中どこの里山でも獣害に悩まされている。獣害駆除、肉の有効的な活用、そして新たな産業の創出。それが一網打尽設立へと動いた。田園風景が美しい美山の里山。日本からオオカミや野犬といった天敵がいなくなったことで繁殖力の強いシカやイノシシが爆発的に増え、農作物にも影響が。冷凍庫2台から少しずつ規模を大きくしてきた一網打尽。「今後はソーセージなど加工肉の生産が目標です」と梅棹レオさん。梅棹さんが営む古民家レストラン『ゆるり』ではジビエ料理も味わえる。栄養価からも注目されるシカ肉。夏場は脂がつきすぎず、爽やかな赤身肉が味わえる。シカの内モモ肉はおよそ1kg3,500円(税込)。しんたまは1kg3,000円(税込)で販売。誰がどのように仕留めたかまでわかるトレーサビリティ。買い取りはすべて信頼関係のあるハンターから。ドッグジャーキーは30g×2個入りで900円(税込)。ラベルのモデルは梅棹さんの愛犬。完全無添加がウリで評判を呼んだ。シカの角は犬用のおもちゃとして販売。角は割れる心配がなく安心。「野山を駆け巡り、自然の中にあるものを食べ、適切に処理されたジビエのおいしさをもっと知ってもらいたい」と語る竹内和歌子さん。添加物に敏感な欧米では、野山にあるものを食べて育ったジビエ肉は「ナチュラルミート」として近年重宝されているのだとか。〈イノシシの頬肉デミグラス煮込み モッツァレラチーズ〉4,180円(税込)。この日は京都丹波産。イノシシ肉は他県産も仕入れているそう。〈叫ぶほどおいしいエゾシカのロースト ブルーチーズソース〉3,850円(税込)。シカとブルーチーズの味わいに負けない、しっかりめのボルドーワインと合わせるのがおすすめ。「カンガルーのサ―ロイン」4,629円(税込)。夏の名物はカンガルー肉。レアで提供するオーストラリア産のカンガルー肉は、臭みなどまったくない上質な赤身のレアが味わえる。フライパンなどより火の通りがよいため、キッチンには1センチ厚の鉄板を用意。肉はここで直接焼いている。店の黒板に「ジビエとワイン専門店」とあるように、肉に合わせたワインもボルドーを中心に豊富に取り揃えているので、ぜひおすすめを聞いてみてほしい。京野菜を使ったピクルスや組み合わせの妙が光るジャムなど、自家製の瓶詰も販売している。昼は花街・宮川町に本店があるチョコレートショップがカフェを運営しており、竹内さんのジビエ料理は完全予約制のディナー営業のみ。シカの角がノブになったドアを開けると、中はアンティークなしつらえ。 記事に戻る おとなの週末・京都旅 京都の残暑にジビエはいかが!