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夜に行きたいコスパ抜群のご褒美寿司

夜に行きたい!
コスパ抜群のご褒美寿司

 シンプルな構成ながら、華やかな見た目と奥深い味わいの寿司は、誰もが喜ぶご馳走です。だからこそ、できれば財布の中を気にせず、心ゆくまで堪能したい。そんな願いを叶えてくれる、週末の贅沢にぴったりなコストパフォーマンスに優れた極旨店の一部を紹介します!

寿司屋の“り”を大切にする 職人の心意気を味わう

『寿司 髙はし』の「にぎり盛り合せ」(8640円)。中トロは細やかに包丁を入れることで、シャリとよく馴染む。ヒラメや真鯛などの白身魚は昆布〆してより旨みを引き出している。ふっくらとして江戸前の技を感じられる穴子は、塩とタレの2種類の味で提供。塩水ウニはトロリとした舌触りと磯の風味がたまらない

 目の前にトンと置かれる端正な寿司。客はそれをそっと手でつまんで食す。創業から30年にも渡って店の暖簾を守る『寿司 髙はし』の店主・髙橋慎一さんは、この道40年以上という熟練の職人だ。手の平全体を使って転がすように握る独特の技で、米のひと粒ひと粒を“点”でつないでいく。空気をたっぷりと内包したシャリは、口に含めばたちどころにほどけ、ネタと一体になっていく。また、新ショウガを1年分買い付け、店で漬け込むガリ、常におろしたてを使用する香り高い最高級本わさびなど、寿司を彩るすべての要素に心を配っている。

「寿司屋には、5つの“り”があります。ガリ、あがり、シャリ、のり、煮切り。それだけではお金をいただけないものばかり。でもそれらを大切にするのが寿司屋としての気骨」(髙橋さん)。
その心意気も堪能したい。


■寿司 髙はし
住所:東京都豊島区駒込1-42-2-102
電話番号:03-3947-5125

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天然物の美味が手頃な値段 行きつけにしたい名店

『鮨 渓山』の「雅」(3800円)。マグロは天然のインドマグロを使用。酸味が少なく、旨みが強いのが特徴だ。弾力ある歯応えを楽しめるイサキ。旬のサンマは脂がたっぷりのっている。つぶ貝は、コリコリとした食感の中に、豊かな甘みがあふれ出す

 オープンから1年半になる『鮨 渓山』。上質なネタを使用しつつも手頃な価格で味わえると早くも評判を呼んでいる。板場に立つのは大矢隆志さん。自ら築地市場に足を運び、確かな目利きで仕入れてくる魚介は、基本的に天然物のみ。なかでも光物には特にこだわり、鮮度のよさに加え、絶妙な〆加減のサバや、コハダなどから丁寧な仕事ぶりを実感できる。

 そんな上質なネタに合わせるシャリは、青森の農家が湧水を使い育てたほどよい粘り気のある米に、赤酢を用いたもの。柔らかな酸味とまろやかな風味が、それぞれのネタの魅力をあますところなく引き出している。

 白木のカウンターでは、気さくな店主との会話も楽しみのひとつ。行きつけにしたい1軒だ。

■鮨 渓山
住所:東京都豊島区目白3-5-11 NOBビル地下1階
電話番号:03-3565-6996

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つまみとにぎりが織り成す おまかせを味わう贅沢

『すし和楽』の「おまかせコース」(8000円)。にぎりは赤酢のほか2種の米酢を独自に配合したシャリを用いる。ネタは毎日築地に足を運んで自らの目で選ぶことをモットーとしている

『すし和楽』の店主の地葉知行さんが心掛けるのは「少しずつを贅沢に」。お品書きは築地でその日使う分だけ仕入れるネタのおまかせのみで、食事や酒の進み具合に応じてつまみとにぎりを適宜出してくれる。種類を多く楽しめるよう、つまみ1品の量もにぎりのシャリも小さめ。

 煮アワビなど誰もが唸る高級食材があるかと思えば、ショウガの奈良漬けなど気の利いた酒の肴が程良く供され、その心遣いと旨さに思わず笑みがこぼれる。にぎりはネタによって煮切りが馴染むよう繊細な切り目を施し、手巻などは一番美味しい状態で味わえるよう手渡し。仕入れがあればウニはムラサキとバフンの食べ比べができるのもうれしい。

■すし和楽
住所:東京都中央区銀座8-7-10 第一常盤ビル5階
電話番号:03-3573-8101


 この他のコストパフォーマンスに優れた寿司店は『おとなの週末』11月号で見られます。ぜひ、チェックしてみてください!

『おとなの週末』11月号

2015年10月19日公開

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