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新大阪から足を伸ばす価値は大いにアリ! 三国で出会った手作りコンビーフが好きすぎた!

食べた瞬間、絶句……!
いやはや、またしても人には明かしたくない絶品料理と出合ってしまった。
新大阪駅から歩くこと約15分。
阪急三国駅にほど近い場所にある沖縄・九州料理の創作バル「まんた」にその料理はある。

「沖縄料理店や居酒屋、洋食、それに地鶏専門店でも修業していました。
オープンして7ヵ月なんですが、この料理はバーで飲んでいたとき偶然に出された料理で、レシピを教えてもらって習得したんです」
こう話すのは、店主の池城柔志さん(36歳)。
その料理とは、「自家製生コンビーフ~バケット添え~」(800円)だ。

このコンビーフは手作りで、完成までに1週間を要すという。
「塩漬けした生肉をほぐしていくと、糸のように切れていくんです」
塩気が強いから生卵を混ぜてマイルドにする。
シーザーサラダのアボカドとの相性も抜群。
ガーリックバターで焼いたバケットの載せて食べれば、いくらでも入っていく。
ウ……ウマイ!
ウマすぎるやないかいっ!!

缶詰のコンビーフとは比べようがない。
肉なんだけど肉ではない食感なのだ。
言うならば、ビーフジャーキーを柔らかくして生にした感じか。

「もともとは宮古島出身で、向こうでもお店をやっていたんですが、大阪出身の嫁と結婚してこちらに移り住んだんです」
とはいえ、料理の腕前は全国どこでも通用する。
「宮崎地鶏の白レバテキ」(800円)は、箸が止まらなくなった。

生レバーの表面をさっと炙る。
すると懐かしの牛のレバ刺しを思い起こす食感に。
表面が焼かれたことで鶏のレバーが硬くなり、噛み応えが生まれて、なおかつ風味が増す。
ごま油と醤油、それににんにくたっぷりの味つけ。
刻み葱ともよくマッチする。

ビールをグビグビ。
続けてレバーを口に放り込む。
あ~タマらん!
このタレが旨すぎて、追ネギをしたいほど。
最後の〆でいただいたのは、店主の出身地である沖縄料理。
「ソーメンチャンプルー」(530円)だ。

この料理も極めていた。
麺はソーメンではなく、冷麦。
「柔らかすぎず、絡みづらいからです。アルデンテでいけますし、長年飲食で勤めた経験で冷麦がベストと覚えました」
人参のしりしりも沖縄風に柔らかくするのではなく、硬め。
このほうが歯ごたえあって、ホンマに美味しい。
沖縄に親族がいる身としては、感嘆さえするできばえ。
オープンしてまだ7ヵ月なのに店内は賑わい、入れないお客まで……。
大阪の口うるさいお客が納得する料理の数々。
見るだけではわからへん。
ご堪能あれ!

沖縄・九州料理創作バル「まんた」
[住所]大阪市淀川区三国本町3-27-7
[TEL]06-7162-6756
[営業時間]月~金 17:00~23:30
      日、祝 16:00~23:00
[定休日]不定休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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kato
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