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コースの幕開けに差し出される活エビの、ピンッと開いた尾扇まで何と美麗なこと。飾り包丁でシャレた装いのナスはみずみずしさを内に秘め、捌きたての穴子は醤油、塩、天つゆの味の変化で楽しませる。

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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

天ぷら 天作(最寄駅:目白駅)

江戸前の素材と随所に光る熟練の技を充実のコースで堪能

〆は選べるかき揚げの丼でクライマックス。ひとつずつ小さな驚きの連続、最後は満足の感動へ。美味しい“役者”が揃う起承転結コースの演出者はその道50年以上の青田さんだ。穴子やキスなど魚はできるだけ江戸前で、鮮度を大事にするという。昼夜と変える油も当然新鮮で質がいいから、サクッと軽快な衣となり小気味いい。女将の田中さんも「『天作』の作はサクッの音の意味もあるんです」とニッコリ。追加の“アンコール”にはサツマイモの1本揚げはいかが?

月コース

5500円

天ぷらはゴマ油と綿実油をブレンドした油で香り高く揚げる。鶏味噌を添えたコンニャクなど趣向を凝らした天ダネも楽しい。粉と合わせる卵水の作り方など熟練の技が生かされている。青田さんは英エリザベス女王が来日した際に迎賓館で天ぷらを揚げたこともあるとか。かき揚げとご飯は天バラにするほか、天丼、天茶も選べる

さつま芋

時価(写真は900円)

紙で包んで提供する鳴門金時は1本そのまま天ぷらに

お店からの一言

女将 田中郁子さん、鍋前 青田操さん

「店は隣接する『おでん 田のじ』の姉妹店なので、おでんも注文できます」

天ぷら 天作の店舗情報

[住所]東京都新宿区下落合3-2-16 [TEL]03-3954-1036 [営業時間]11時半~13時半、17時~22時(21時半LO)、土・祝17時~22時(21時半LO)※ランチタイム有 [休日]日 [席]カウンターあり、全20席/全席禁煙/予約可(昼は11時半~の入店)/カード夜のみ可/サなし、お通し代なし(コースに含む) [交通アクセス]JR山手線目白駅から徒歩3分

電話番号 03-3954-1036

撮影/小島 昇 取材/肥田木奈々

2020年5月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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