本誌連載で好評連載中の『コヨイのカヤノ』。その中にコラムとして「ソノタのコヨイ」の掲載もしているのですが、文字数が少ないので、もう少し説明させてください! と言うわけで「ソノタのコヨイ もう1杯」と題してフォロー記事を作らせてもらうことにしました。
今回は京都で楽しんだ薬膳中華と和食店を紹介いたします。
京都=和食だけにあらず。中華もおいしいんです
少し前の6月、お世話になっている音響監督・若林和弘さんが講師をされている、京都精華大学マンガ学部アニメーションコース3年生の授業にゲスト講師として招かれました。
私が声優になったきっかけや仕事の楽しさ、裏話なんかを話したり、質疑応答があったり、音響スタジオを使ってアフレコ体験を一緒に行ったり。充実した時間を過ごすことができました。その授業そのものも楽しかったのですが、その後のご飯も(お酒もですが……)すっごくおいしかった!
京都といえば和食というイメージですが、実は地元で愛されるよう独自の進化を遂げた中華も有名なのだそうです。というわけで、ランチではおすすめしてもらった、築100年の町家を利用した『雪梅花 菜根譚』さんに。
ここも中華なのですが、さらに“薬膳”までが加わったお店です。声優業、なにわともあれ健康第一! 写真はそこでいただいた料理の一部になります。
まぁるく焼かれているのはエビとニラがたっぷり入った「韮菜饅頭」。ハムッとかぶりつけば、香ばしく焼かれた皮の中からエビの旨み、ニラの香りがブワッと滲み出て美味。後ろにチラリと見えている烏龍茶ではなく紹興酒にもよく合います(休日だし、京都だし、ランチから飲んじゃいますよね!)。
緑のものは、京都の青菜を練り込んだ生地の餃子が薬膳スープに浮かんだ「青菜水餃」。もちもちの皮からは穏やかに青菜が香って、中の餡の旨みをグッと押し上げてくれる感じです。
そして、登場したのが名物の「四川麻婆豆腐」。土鍋の中で豆腐がグツグツの熱々で、ハフハフといただきます。山椒がたっぷりふられて結構辛いのですが、後味はスッキリ! クセになる旨辛さです。この一品を目指して足を運ぶ人がいるのも納得です。全部、よきです!