おとなの週末・京都旅 【画像ギャラリー】おとなの週末・京都旅 今そこにある、京料理 第1回『おが和』 #京都#和食#旅行 記事に戻る 名料亭の「京都吉兆」と人気割烹の「祇園さゝ木」で培った経験に自身の感性を取り入れ、軽やかな味わいを生む小川洋輔さん。天井高で開放的なオープンキッチンの店内。L字のカウンターの全席から厨房を見渡せ、割烹の臨場感を楽しめる。2022年に西洞院通の一軒家に移転。地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩5分の立地にあり、玄関に置かれた大きな信楽の壺が目印。筍は京都の山城産や塚原産、和歌山産の葉玉ねぎなど、使う野菜は近畿圏内のものが中心。修学院の農家の畑に出向いて収穫した野菜を使うことも。4品完結の昼限定コースの前菜「ホタルイカと春野菜」。別々に調理して地漬けした野菜をお客の目の前で盛りつけ、野菜だしベースのあんと昆布オイルがかかる。器は径30㎝の皿が欲しくて信楽の作家・鈴木大弓さんに特別オーダーしたもの。焼き物の「金目鯛と葉タマネギ」。アラでとっただしに京丹後の富士酢を加えただしで炊いた玉ねぎをからめて味わうと、旨味がグンと増す。玉ねぎは甘みのある和歌山産。シンプルな組み合わせで供される野菜の一品。黄身と鰹節、だしを絡めながら味わう「ホワイトアスパラの温卵」。アスパラは甘みだけでなく、苦味もあって、食感も絶妙。ホワイトアスパラは、皮を煮出してレモンを加えただしで火入れ。アスパラを立てて茹でる専用の鍋を用い、半分くらいまでだしを注ぎ、下部は柔らかく、上部は食感を残している。器や調度品は年月をかけて集めた好みのものを用い、照明も吟味。店内に掛かる「夢幻」の書は、小川さんが好きな須田剋太の肉筆。 記事に戻る おとなの週末・京都旅 今そこにある、京料理 第1回『おが和』