月刊誌『おとなの週末』の好評連載「口福三昧(こうふくざんまい)」(計146回)は、漫画家のラズウェル細木さんが、試行錯誤を繰り返しながら食を楽しむ様子を描いた漫画エッセイです。連載をまとめた単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ グルメ宝島 美味しい食の探検へ』(講談社ビーシー/講談社)が好評発売中。単行本未収録の雑誌掲載作を『おとなの週末Web』で特別公開します。
明治41年創業の崎陽軒、シウマイは昭和3年に誕生
今回ご紹介するのは、「弁当の置き方で味わいが変わるのか【後編】」の回(『おとなの週末』2022年6月号掲載)です。
崎陽軒(横浜)は1908(明治41)年の創業。名物の「シウマイ」は1928(昭和3)年に誕生しました。「横浜ならではの駅弁をつくりたい」という思いを込めてシウマイの妹分として、1954(昭和29)年から売り出されたのが、「シウマイ弁当」です。
この人気のお弁当を4通りの置き方で味わってみる回の後編です。前編では、「ご飯が右で、おかずが左」の横長ポジションを試しました。後編では、前編とは逆の「おかずが右で、ご飯が左」から始めて、次に縦長ポジションの「ご飯が上で、おかずが下」を。最後に、スタンダードな“正面”となる「おかずが上で、ご飯が下」で味わいます。ラズウェルさんが一番気に入った食べ方は―――。