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銭湯の大きな湯舟に浸かってのびのびと疲れをいやし、湯上りには、ふらりと立ち寄ったお店で冷たいビールで一杯。そんな極楽時間をすごしたい方必見の「銭湯」と「ちょい飲み」をセットにしたスペシャル版を、おとなの週末調査隊が厳選。

まずは新大久保からスタート。残暑厳しい今こそ、癒されてください!

軟水風呂の「隠れ湯」

にぎわう新大久保の大通りから、一本路地を入る。さらに角を曲がった先に『万年湯』が現れる。

「ちょっと奥まっているのがいいでしょう。だから、うちは『都心の隠れ湯』を謳ってるんです。それに私の名前が名前なもので……」。

そう言って少しにやっとしたご主人。名刺を見ると、んん、「武田信玄」さん?「のぶよしと読みますが漢字は同じです」。なるほど、「信玄の隠れ湯」。粋ですね。1961年創業。変貌する新大久保の街で営み続け、2016年に全面リニューアル。

装飾などはごく控えめに。井戸水を軟水にしているため、風呂上りの肌は驚くほどしっとり
脱衣場はレトロな灯が温かい雰囲気

設備は新しくしつつ、木を生かした落ち着く脱衣場、白を基調としたタイル絵。品のよい、落ち着く空間だ。「お客さまが疲れない、オーソドックスな銭湯というのが一番でした」と武田さん。

大きな転換は、軟水化させる機械を導入したこと。湯質の劇的な変化は想像以上だったという。実際に湯に浸かってみると、入っているみなさん、くつろいだいい顔をしている。湯から出て肌をなでると、ほんとうにしっとり、入る前とまったく違うのだ。

「しっかり食事」もできる大衆韓国料理のお店

つるつるの肌をなでつつ、ご機嫌で韓国料理『美名家』へ。落ち着いた雰囲気と細やかなサービス。にぎやかな店が多い新大久保で、大人におすすめの一軒。「ヤムニョムホタテ」や「セリのチヂミ」がおいしい。ポッサムも人気だ。合わせて飲むのはマッコリ。

「隠れ湯」で肌をしっとりさせ、内側から乳酸菌。これはちょっと人に教えたくないような……いやいや、ぜひ一度お試しあれ。

(左奥)ヤンニョムホタテ、(右)マッコリサワー、(手前)セリチヂミ。量が多めなのでできれば3、4人で食べたい。

■ 『万年湯』

[住所]東京都新宿区大久保1-15-17
[電話]03-3200-4734
[営業時間]15時~24時(最終受付23時半)
[休日]土
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩5分

■ 『美名家』

[住所]東京都新宿区大久保1-9-17 寿ビル2階
[電話]03-3203-4088
[営業時間]11時半~15時、17~22時
[休日]月・火
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩8分

『おとなの週末』2023年月号より(本情報は発売当時のものです)

…つづく『京成線で『せんべろ』の新名店を発見…!立石につづく「隠れ家」3店を覆面大調査!』では、覆面調査隊がみつけた、絶品のお店を紹介してします。

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おとなの週末Web編集部
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