日本将棋連盟の本部が入る「将棋会館」(東京・千駄ヶ谷)に、2024年10月1日、カフェなどを併設した店舗『棋の音(きのね)』がグランドオープンする。将棋ファンにとって新たな憩いの場になりそうだ。
新将棋会館がJR千駄ヶ谷駅近くに誕生!
将棋会館は、竜王戦や名人戦などのタイトル戦をはじめとした数々の名勝負の舞台となってきた。これまで使われてきた将棋会館は1976(昭和51)年に東京都渋谷区千駄ヶ谷に建設されたビル(地上5階地下1階)。しかし老朽化のため、JR千駄ヶ谷駅近くにあるヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル(地上4階地下1階)の1階に移転が決定。日本将棋連盟が創立100周年を迎えた2024年9月8日に「新将棋会館」がお披露目された。前の将棋会館から歩いて6~7分の場所だ。
この「新将棋会館」は対局室を増設し、椅子対局室や将棋連盟のオリジナルコンテンツの配信も可能な和室のスタジオを設け、さらなる将棋界の発展を目指す。
将棋を指す音を聞きながらコーヒーやカレーを味わえるカフェ、10月1日は佐藤康光九段が1日店長
『棋の音』は、棋の音道場、棋の音ショップ、棋の音カフェの3つで構成されている。「おとなの週末Web」が特に注目したいのは、棋の音カフェだ。
10月1日は グランドオープン記念として、前日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が1日店長を務める。佐藤九段は、「棋の音」の名付け親。ショップでは、3000円以上(税込み)購入すると、「こもれびの間」で、佐藤九段と2ショットが撮れる。(※開催時間は、10時半〜11時半、11時半〜12時半、12時半〜13時半の3回で、各回先着20人ずつ)
棋の音カフェのメニューは、大のコーヒー好きとして知られる佐藤九段が監修した「康光ブレンド珈琲」、棋士・女流棋士の写真がプリントされた「月替わり棋士カプチーノ」、将棋の駒の形を模した「駒もなか」、将棋にちなんだ名前がついていることも魅力。昭和初期からの「純印度式カリー」で有名な『新宿中村屋』監修のカレーソースを使用した本格的なカレーなど、将棋ファンにはたまらないメニューが揃う。
以下から詳しく見ていこう。※すべて価格は税込み
康光ブレンド珈琲(粉、2160 円)、(店内飲食)アイス・ホット(各660円)
コーヒー愛好家の佐藤康光九段が何度も試飲を重ね、完成したスペシャルブレンド珈琲。タンザニアベースのオールアラビカブレンド。薫り高く酸味と苦みのバランスのとれた、ほろ苦くまろやかなブレンドコーヒーだ。
月替わり棋士カプチーノ (770円)
棋士・女流棋士の写真がプリントされたカプチーノ。10月は日本将棋連盟会長の羽生善治九段、11月は谷川浩司十七世名人、12月は永瀬拓矢九段と、月替わりで提供される。
【今後の棋士カプチーノ予定】※変更の可能性あり。段位は2024年9月時点。
11月、谷川浩司十七世名人
12月、永瀬拓矢九段
1月、中村太地八段
2月、西山朋佳女流三冠
3月、木村一基九段