×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

かつて河岸があった日本橋は、江戸前寿司の粋と歴史が使った街。夜は少し敷居が高いけれど、昼なら安心して頬を落とせる店を見つけてきました。

icon-gallery

蛇の市 本店

明治22年に屋台として創業した老舗が令和2年3月に移転。白木に黒塗と朱塗のつけ台が映えるスタイリッシュな店内で、伝統が息づく江戸前寿司を楽しませてくれる。まず、シャリが素晴らしい。

米は寿司用の石川県能登産「笑みの絆」を使用。羽釜で炊き上げた粒の輪郭がはっきりしたシャリを赤酢と塩のみで調える。いい意味でネタの味をジャマしない仕上がりで、口の中でのはらりとしたほどけ具合も実に見事だ。ネタも、本マグロのヅケに平目の昆布〆など、ひと手間加えたものが印象的。そして、見逃せないのが薄焼き玉子でシャリを巻いた玉子巻き。

具は胡麻と海苔だけというのが潔く、〆にふさわしい逸品だ。

次のページ
鮨 山沖...
icon-next-galary
1 2 3 4 5icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

2024年12月20日に開業110周年を迎える東京駅を大特集。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はど…