×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

神楽坂上の交差点から奥に広がるエリアは“奥神楽坂”とも呼ばれ、小さな商店や古い建物が点在しています。住宅地にもほど近く、地元の暮らしがすぐそこに。路地や坂道を歩いてみれば、その先に新しい発見も。美味の名店を、探検気分で探してみませんか。今回は、奥神楽坂の美味の名店、調査結果の後編です。

icon-gallery

やさしさあふれるおばんざいとワインに心身共に癒される『francobollo(フランコボッロ)6丁目食堂』

一体何の店?目立つ看板もない新しい店を道行く人が覗き込む。かくいう私もそのひとり。思い切って扉を開けたら……

「おばんざいとワインの店なんです」。

女将の西村さん柔らかな笑顔で迎えてくれた。イギリスなど海外生活が長かった彼女は現地をはじめ帰国後も計15年にわたって料理教室を続けていたそうで、縁を紡いで8月末にこの店を開いた。

料理は旬の食材を大切に、毎日丁寧にダシを引き、味噌も自家製。そんな真心が込もった味は派手さはないが細胞に沁みるようなやさしいおいしさだ。ワインにもとても合う。

秋鮭の焼き漬け 900円、季節野菜のピクルス 600円

『francobollo(フランコボッロ)6丁目食堂』(手前)秋鮭の焼き漬け 900円 秋鮭は焼いて醤油味のタレに漬けた滋味深い味。 (奥)季節野菜のピクルス 600円 ピクルスは酸っぱ過ぎない塩梅。ワインはイタリア人の親友が住む北イタリアのピエモンテ州と南のプーリア州のもの。 ※季節や仕入れでメニューは変わる

さて店名の話を少し。イタリア語で「切手」、転じて「繋ぐ」がテーマ。

「人と人、国と国、そして昔ながらの和食を次世代へ繋げていけたら」。

しみじみ、素敵な店の誕生です。

『francobollo(フランコボッロ)6丁目食堂』

[住所]東京都新宿区神楽坂6-21-3 小山ビル1階
[電話]なし
[営業時間]17時半~22時(21時半LO)※土・日・祝は変動あり(詳細はSNSで案内)
[休日]不定休
[交通]地下鉄東西線神楽坂駅1a出口から徒歩2分

次のページ
著名人もこの店の味の虜 地元で愛される名物店『炭火焼肉・韓国...
icon-next-galary
1 2 3icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…