冬の冷たい空気が街を包む頃、代々木上原の少し裏通りに佇むモダンタイ料理店で、特別な食の時間が待っています。和の冬食材とタイ料理の香りと酸味が交錯する、季節限定のコース「冬隣」。この冬だけの“ジャパ・タイ”を、ゆったりと贅沢に味わってみませんか。
「和の冬食材 × タイのスパイス」が織りなす全8品コース
東京都渋谷区・代々木上原。駅からほど近い住宅街にひっそりと佇むモダンタイ料理店『thalee ling(タレーリン)』では、新しい季節限定コース「冬隣(ふゆどなり)」(8品9000円)を2025年11月より提供中です。
この「冬隣」は、和の冬の食材とタイ料理の香り・酸味・辛味を掛け合わせた、“ジャパ・タイ (japa-thai)” を体現する全8品のコース。
「タイ料理において独自性を持ったオリジナリティあるタイ料理を作るということは難しさもありますが、“日本で、日本の食材で、日本人の料理人だからこそ生み出せるタイ料理とはどんな料理なのか?”ということを常に問いかけながらタイ料理を進化させていくことが私たち“thalee ling”らしさです」と語る28歳の若きシェフ・渡部雄(わたなべたける)さん。フレンチのバックグラウンドとタイ料理の技法を融合させ、日本で育まれた食材だからこそ表現できる“日本の冬×タイの風”を追求しています。
同コースでは、季節の根菜や魚介、果実、そしてタイのハーブやスパイスを用いた多彩な一皿が登場。
たとえばコースの幕開けを飾るのは、栃木県那須郡の“根岸さんの蕪”を使った「トムヤム・パッカート」。筋が感じられないほど滑らかでみずみずしい蕪を、酸味のあるクリアスープ「トムヤム・ナムサイ」と合わせることで、蕪の甘みとタイの酸味・香りが調和する一皿に仕上げられています。
「冬隣」8品9000円
その後も、真鯖の藁焼きと長ネギ、青レモンを使ったサラダ風の「ソムタム」、古代米とあん肝、ローゼル(ハイビスカス)のコンフィチュールを合わせたライスサラダ「カオヤム」、四万十栗や岩中豚、ココナッツミルクの冷製スープ仕立て「トムカームー」、旬の白身魚とキャベツのピューレに青唐辛子やライムのドレッシングをあわせた 「プラーヌン」、白菜やレモングラスを用いたスープ仕立ての豆腐料理「ゲーンチュータオフー」、タマリンドやクラチャイを使った酸味あるカレー「ゲーンソム」、そしてデザートにはもち米とラ・フランス、カルダモンの香りを活かした「カノムバービン」 と、和とタイの食材・技法が一品ごとに新鮮なリズムで展開されます。










