月刊情報誌『おとなの週末』では、2025年2月号(2025年1月15日発売)で2025年のグルメのブームを7つ、日々の取材の結果と勘も含めて大予測していました。予測はしてみるものの、意外と振り返ってみる機会はないもの。ということで、『おとなの週末』スタッフの予測がどのくらい当たっていたのか振り返ってみました。
※アイキャッチ画像は『自由が丘ベーカリー/パティスリー』の「ハーブチキンサンド」450円、「ベイクドカレーパン」350円、「まるパンピーナッツ」260円、「バゲット(小)」280円など
【予測1】健康にも良い「米粉料理」
「不足している、価格が急騰など、日本食の土台でありながら不安定な米。そのものではなく、油を吸いづらい、腹持ちもよい、もちろん美味と健康志向に寄り添った米粉を使った料理が来そう」と予測しました。
2022年3月に東京・中目黒に1号店をオープンし、瞬く間に大人気となった生ドーナツ専門店『I’m donut (アイムドーナツ)?』から、グルテンフリー専門ブランド『I’m donut?グルテンフリー』が2025年6月、東京・神宮前の青山通り沿いに誕生しました(現在は『I’m donut?グルテンフリー&ヴィーガン』)。11月には渋谷に『I’m donut?グルテンフリー』がリニューアルオープンもしました。
オープン当初、連日行列を成すほどの人気を博し、女優の松本まりかさんがドラマ撮影現場に差し入れたことも話題となりました。
これは、流行ったと判断しても言い過ぎではないでしょう。
【予測2】SNS映えする「ネオ和菓子」
伝統的な和菓子に洋菓子の素材を組み込んだり、現代的なアレンジを加えたりしている「ネオ和菓子」。写真映えする見た目の美しさも特徴の一つです。
「地味だけどおいしい『和菓子』が近年進化中。素材にこだわりちょっぴり高級。そして、SNSの写真映えは当たり前。なんなら動画で映えそうな動きのあるものも。『ネオ和菓子』がバズる予感!」と予測した『おとなの週末』スタッフですが、こちらは流行ったわけではなさそう……。
どちらかというと、ごろりと入ったフルーツの断面が美しい大福やチョコレートとあんこの組み合わせなど、身近になってきているものが多く、“流行った”というより“世間に浸透してきた”といえるのかもしれません。
【予測3】大阪の粉もん「たこ焼き」と世界の粉もん「タコス」
「2025年の一大イベントといえば大阪・関西万博。海外からの旅行客も足を運ぶと考えれば、自ずとわかる“関西粉もん文化”の伝播。そして、様々なイベントが組まれている世界の粉もんが来る!?」と、イベント事も踏まえて、大阪では「たこ焼き」、世界では「タコス」が流行ると予想。
大阪・関西万博の話題といえば、もっぱら人気パビリオンとその行列のことばかりでした。たこ焼きは既に人気なこともあり、“流行った”という表現は適切ではないかもしれませんね。ただ、世界の粉もん「タコス」は注目を浴びました!
メキシコ生まれの国民食で、トウモロコシや小麦粉で作られた「トルティーヤ」に、魚や肉、野菜など様々な具材を挟んでかぶりつくのが絶品です。
2024年10月、中目黒にオープンした沖縄発のタコス店『Blue Entrance Kitchen』が2025年に入ってから「飲めるタコス」としてSNS上で“バズり”ます。スープにディップするというユニークな食べ方と、たっぷりの具材が特徴です。テレビ番組でも多く取り上げられ、長蛇の列ができるほどの人気店となっています。







