デロンギ・ジャパンは11月5日、ブラウン・ハウスホールドの新製品として「ブラウン ノンフライヤー マルチフライ3」を発売する。日本市場でブラウンのブランドはハンドブレンダーが主力商品だが、ノンフライヤー市場は成長余地が大きいと見ており、「揚げ物の油をカットできる」メリットに加えて「ほったらかしでおいしく調理できる」点を強みとして訴えることで市場を広げ需要を獲得していきたい考えだ。
米中は5割超も日本は6.4%、ブラウンがノンフライヤー市場に見る可能性
10月7日の発表会でデロンギ・ジャパン マーケティング部ゼネラルマネージャーの宮本智美氏は、日本でのノンフライヤーの販売が2桁増を続けており、全体としては成熟期にある調理家電の世界で「極めて有望かつ活気のあるカテゴリー」であると説明。
一方で、「摂取する脂質を減らしたいと考える18歳から64歳までの層」のうちノンフライヤーを購入済みの割合は、米国で57.2%、中国で54.5%に上るのに対して日本では6.4%に留まっていることから、潜在顧客が購入に踏み切らない課題を解消することで大きく需要獲得が可能と期待を語った。
その課題としては宮本氏が指摘したのは「味」で、油で揚げた味からは程遠い仕上がりになり、脂質カットの代償としておいしさを諦めるトレードオフが発生していると分析。また、熱の入り方にムラが出て中まで火が入らないといった不満も見えているという。
「揚げ調理」のおいしさを追求、熱風循環に独自技術も
こうした課題に対してブラウンのマルチフライ3は、油で揚げた仕上がりに限りなく近い食感を追求。それを実現するのが独自の熱風循環技術「RealAir Technology」で、本体上部のヒーターが生み出した高温の空気を、高速ファンが食材全体へ効率的に送り込み、それにより表面の水分を瞬時に飛ばしてカリッとした食感を作り出しつつ、内部の旨みと肉汁はしっかりと閉じ込めるようにしたという。
「ヘルシーさ」については、生のじゃがいもを油で揚げた場合とマルチフライ3で調理した場合で最大90%の脂質カットを実現し、「健康的な食事」へのニーズにも対応している。
また、マルチフライ3のもう一つの強みが、予熱不要という点。調理開始前に温度を上げる必要のあるノンフライヤーもあるなかで、冷蔵庫から出した食材でもバスケットに入れてスイッチを押せばすぐに調理が始められ、調理時間は従来型の電気オーブンと比較して最大50%短縮できるという。
操作もシンプルで、冷凍フライドポテト、ポテト、チキン、肉(ステーキ)、魚、野菜、ケーキ、そして再加熱の8種類の自動調理プログラムから食材に合ったモードを選んでボタンを押すだけで温度と時間は自動で設定される。温度、時間ともに主導での設定もでき、温度は80度から200度まで対応する。また、ノンスティック加工のバスケットとプレート(網)は調理後に食洗機へそのままかけられるようにした。
デロンギ・ジャパンでは、油を使わない揚げ物のヘルシーさとともに、味に妥協せずに済む点とごく簡単に「ほったらかし」で調理できる点をアピールすることで、潜在需要の獲得をめざす考え。まずは11月5日からブラウン・ハウスホールドの公式サイトで先行発売し、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングでも年内に展開予定。オープン価格だが、公式サイト上では税込1万7820円で販売する。
なお、バスケットの容量は4.3Lは約1kgの冷凍フライドポテトも一度に調理可能なサイズ。3〜4人家族の食卓にも十分に対応する。ブラウンのノンフライヤーは海外市場では複数種類を展開しており、日本での追加導入も今後検討する。
【製品仕様】
サイズ:幅 26.5cm×奥行 36.5cm×高さ 30cm
容量(最大):4.3L
電源コードの長さ:1.3m
設定温度:80~200度
電圧/周波数:15A 100V / 50-60Hz
消費電力:1200W