カレーは辛いほど美味しいの!?
おと週激辛カレー研究所へようこそ。激辛マニアとの呼び声も高い所長(編集担当)と、ソコソコ辛いモノ好きな研究員(ライター)で、都内3軒のカレー店を覆面調査してきたので、ここに報告しよう。
まず、訪れたのが祐天寺の『カーナ・ピーナ』。
店名を検索すると、予測変換の2番目に「激辛」と出てくるほど、その道では知られた店。
所長「実は、昨日も食べにきちゃったんですよね〜。今日も“ホット”で」
野菜ベースのインド風。はじけるようなスパイスの香りが印象的!
チキンMサイズホット(辛口) 500円
カレーの辛さは3段階。私はマトンカレーをセミホットで注文。食べると確かに辛い……が、旨い。カレー自体のコクや香りを味わう余裕も、かろうじてある。
所長「もしよければ、ボクのもどうぞ」ひと口食べてみると舌に感じるのはスルドい痛み。そしてその直後から涙と鼻水が自然とあふれ出し、思わずハンカチを取り出した。
ハタからみれば完全にモメてるカップルだろう。イケメンならまだしも……(以下自粛)。
所長は「辛いけど、やっぱウマいな」と涼しい顔でスプーンを口に運んでいた。
スープカレーを世に広めた『マジックスパイス』も、激辛マニア垂涎の店。
店員「メニューの中でいちばん辛い『虚空』は青唐辛子が25本入ります」所長「じゃあ、ボクはそれで」
スープカレーの先駆け的存在。スープは甘みとコクがたっぷり!
ポーク角煮 1080円(虚空+270円)
私は上から3番目の辛さ「極楽」をチョイス。こちらは青唐5本入りだとか。
ビビリながら食べてみると、あれ? 意外とイケる。
ただし、所長のをひと口飲んだら、サウナ入った? てくらいの滂沱の汗!
青唐辛子の辛さは、汗腺に影響を及ぼすという研究結果を得た。
さて欧風カレーでも激辛を打ち出す店がある。それが『キュリー』
香味野菜とスパイスを煮込んだ、王道の欧風カレー
ポーク(特辛) 1000円
こちらのカレーはスパイス感や甘み、コクのバランスが絶妙。
8段階中の7で注文したのだが、欧風ならではのまったり感の中に、キレが出る感じ。ここは激辛好きでなくても、ぜひ足を運んでみてほしい店だ。
激辛カレーは食べ終わった後に、なんともいえない達成感や爽快感があり、クセになってしまう禁断の食べ物だ。ぜひ、ご自身の舌にあわせてチャレンジを。
今回の記事の店舗情報
カーナ・ピーナ(最寄駅:祐天寺駅)
玉ネギやトマトなどの野菜をベースにしたインド風カレーで、はじけるようなスパイスの香りが印象的。3段階ある辛さの中でも、いちばん辛みをおさえたマイルドでも一般的な辛口以上。※ランチタイムあり
マジックスパイス(最寄駅:下北沢駅)
スープカレーの先駆け的存在。サラリとしたスープは甘みとコクがたっぷり。※ランチタイムあり
欧風カレー キュリー(最寄駅:国立競技場駅)
香味野菜とスパイスをじっくり煮込んだ王道のまろやかな欧風カレー。深みのある濃厚な味わいの中にも、野菜などの甘みがしっかりと感じられる。※ランチタイムあり
2016年8月号発売時点の情報です。
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