手打ち蕎麦 うじいえ|生まれ育った地で熟練職人が再出発 地元で評判の店(そば/町屋)

 新宿で長年店を営んでいた蕎麦職人歴30年の氏家さんが、休業を経て3年前に故郷の町屋を新天地に選んで再出発した。「真心を込めた仕事がしたい」と住宅街に構えた店は小さな看板があるのみだが、彼の蕎麦の旨さは地元で知られた存在だ。

画像ギャラリー

手打ち蕎麦 うじいえ(最寄駅:町屋駅)

 ダシの取り方に心を注ぎ、せいろ用は本枯節のみを使い、かえしと合わせて1~2週間寝かせることでカドが取れたまろみになるようにしている。温かい蕎麦は宗田節に羅臼昆布などで取った上品なダシを。それら手間を惜しまない仕事は真摯な蕎麦の味にも表れている。

天せいろ

1750円

大きな車エビが2尾入る極上品。蕎麦は北海道など農家から取り寄せた挽きたての蕎麦粉を使い、外一で打つ。春は桜切りなど四季の変わり蕎麦も評判。随時登場する蕎麦の実を使ったスイーツも人気だ

そば粉のクレープ北京ダック風

1200円

蕎麦粉100%で焼いたクレープに蕎麦味噌をぬり、鶏肉とレタスなどの野菜を巻いた北京ダック風のつまみ。蕎麦の甘みと焼き味噌が香ばしい

かき南そば

1350円

大ぶりの真牡蠣が入る冬限定の蕎麦。鰹と昆布のダシに薄口醤油を合わせた上品な関西風

出し巻き玉子

800円

蕎麦のダシにかえしを少し加えた味わい。好きな厚さに自分でカット

[その他のメニュー] 日替わりランチ980円 せいろ750円、鳥南せいろ980円、鴨南そば1600円など きまぐれサラダ580円、鳥焼き650円、おまかせコース4300円~など

手打ち蕎麦 うじいえ

[住所]東京都荒川区町屋3-5-13 [TEL]03-6807-8538 [営業時間]11時半~14時、17時半~22時(21時半LO)※ランチタイム有 [休日]月、第2火 [席]カウンター7席、個室テーブル最大10席、計17席/全席禁煙/予約可/カード不可/サなし、夜のみお通し200円別 [交通アクセス]地下鉄千代田線ほか町屋駅1番出口から徒歩6分

電話番号 03-6807-8538

2017年1月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

全長20cmの大エビに驚愕!『江戸切り 助六そば ぬる燗佐藤』は東京駅ナカで気軽に立ち寄れる万能蕎麦店なのだ

日本三大そばの「出雲そば」の発祥は出雲ではない!? 食べ比べて分かった“3食そば”でも飽きない魅力

秋田駅の駅そばで出合った「ぎばさそば」 心地良い食感にマッキー牧元も思わず笑み

音から旨いっ!マッキー牧元が唸った小伝馬町『そば処おか田』の「つけ天そば」

おすすめ記事

【GW温泉特集】王道温泉街のすすめ

日本橋兜町の昼飲み3選 進化を続ける金融街の粋な酒場をはしご酒

スパイスで煮込んだシチュー「ガンボ」がテキーラやバーボンに合うぞ!! 俳優「岡村まきすけ」さんの『マッキーズ ガンボ』

【難読漢字】食べ物クイズ 口臭消しにも効果的です

このクオリティを駅ナカで!?『天然本まぐろ ありそ鮨し グランスタ東京店』は全てのネタが天然モノ!

GWはゆったり谷根千散策!美味しい人気店から穴場スポットまで、1日中楽しめる完全ガイド

最新刊

「おとなの週末」2024年5月号は4月15日発売!大特集は「銀座のハナレ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…