私は、白いご飯至上主義だが、国産米原理主義ではない。どこで作られた米でも、基本的に美味しいと思っているおっさん女子である。 実は、隠していたが、私は鶏肉至上主義でもあったのである。牛よりも、豚よりも、鶏。鶏肉、万歳! な人間であった。 そして、そんな私の残暑の元気メニューは、アジア系チキンライスである……。
残暑の吉祥寺で食べるアジア飯もやっぱり米だよ、の件
私は、白いご飯至上主義だが、国産米原理主義ではない。 どこで作られた米でも、基本的に美味しいと思っているおっさん女子である。 夏は多少、米の消費量が落ち、冷たい麺などに走るおっさん女子であった(連載51回参照)。 しかし、やっぱりお米を食べないと元気でないわっていうことで、米中心のメニューを所望するのであるが……。 実はこれまで隠していたが、私は鶏肉至上主義でもあったのである。 牛よりも、豚よりも、鶏。鶏肉、万歳! な人間であった。
そんな私の残暑の元気メニューは、アジア系チキンライスである。 ケチャップ味のあれではなく、蒸し鶏+ジャスミンライス(またはタイ米)+辛味ソース&薬味で食べるアレよ! 海南鶏飯(香港料理)、シンガポールチキンライス(シンガポール料理)、コムガー(ベトナム料理)、カオマンガイ(タイ料理)など、各国&地域によって名前は違うが、でもどれも結局、親戚みたいなもんだろ! という蒸し鶏+アジアのお米のメニューですね。
イラスト/スタジヲワンツー
アジア系チキンライスのオススメ店を、いつものように独断でご紹介!
アジア系チキンライスに使われるジャスミンライスや、タイ米は、日本の国産米とは違って、水分を吸わないので、粘り気がなくサラサラ&パラパラで食感が軽いし、香りもいいよね。 残暑もやっぱり「アジアの米」だよ。 この夏、無印良品で、パック入りの、温めて即食べられるジャスミンライスが販売されて、超ウレシイ! これ、めっちゃ便利! ひょっとしてジャスミンライスブーム、キテるんじゃないの? ということで、吉祥寺のアジア系チキンライスのおすすめのお店を独断でご紹介だ。 まず、駅南口のパークロードにあるタイ料理の店『K』。 ここは“香るタイ料理”がキャッチフレーズで、店主は元格闘技の人らしい。 当然、カオマンガイを頼むおっさん女子であるが、ここのジャスミンライスは、生姜で炊きこんであって、めちゃめちゃ美味しいのよ。 米がサラサラです! あとね、付け合わせのパクチーが山盛りなのも好感が持てます。 蒸し鶏も味がしっかりめで、食欲が落ちている残暑にぴったり。 ランチには生春巻き&ミニ・トムヤンクン+ジャスミンティーがつきます。 ランチは混んでるけど、並ぶほどではない絶妙さも好きです。
今回は独断に次ぐ独断で、いちばん美味い店も紹介しちゃう!
そして、吉祥寺のベトナム屋台の人気店『C』。 ここでは、コムガーを頼みます。 もちろん、蒸し鶏+アジア米には変わりない。 『C』も米を生姜で炊きこんであるけど、味が濃い目で超パラッパラッです。 ホントにパラッパラ! あと、ココナッツがまぶしてあるので、香ばしい。 蒸し鶏も、味がしっかりめ。 ただね、すっごい混んでるのよ。 お店がコンパクトっていうのもあるんだけど、行列してるんだよね。 おっさん女子的には14時過ぎ、もしくは雨の日を狙っていくんですが、それでも混んでいる……。 店を拡張してくれないでしょうか? と実は密かに思っている店のひとつだ。 しかし、ベトナム料理店『C』から、ちょっとラブホ街の奥に入ったところに、夜はモツ鍋屋、そしてなぜか昼は鶏専門店という『Y』を発見。 なんとランチメニューが、親子丼とシンガポールチキンライスの二択……(笑)。 鶏肉至上主義のおっさん女子にうってつけの店である。 そもそもモツ鍋屋なので、はっきり言って何の期待もせずに食べてみた。 しかしコレさ、現状、吉祥寺で一番美味しい、蒸し鶏+ジャスミンライスなんだよ……。 ちょっと複雑な気持ちなんだけど(笑)。 なんといってもジャスミンライスの炊き方が100点満点だ! でも、夜はモツ鍋屋だけどね(苦笑)。 というワケで意外な結論が出ちゃいました。 もつ鍋屋のチキンライスが一番、美味しい……。 吉祥寺って、どーなってるんでしょうか?
天野七月/あまのななつき ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。