博多で大行列のホルモン店「天神ホルモン」が満を持して激戦区・ミナミに初見参!
日本一忙しいといわれる大行列のホルモン店がついに大阪へとやって来た。 それもB級グルメから話題のバルまで集う超激戦区の裏なんばに……。 白い提灯が目印の「天神ホルモン裏なんば店」が、その店だ。
「博多の店舗は8割が外国人。 常に行列で24席しかないんですが、1日に400〜500人が来店します」(店長) 厨房はフル稼働。 休んでいる暇さえないほど忙しいという。 そんな人気店が裏なんばでオープンしたのは8月21日のこと。 まだ、つい最近なんや! 名物は、赤もつと白もつ(ともに900円)だ。
「両方とも同じぐらい出ます。 白もつは、大腸や小腸、赤せん、コリコリなど白い部位。 対して赤もつは、ハートやレバー、ツラミ、タンツラなど赤身の部位です」 なぜ、これほどまで天神ホルモンが人気なったのか? その理由は、鉄板にある。 鉄板は焼くだけでなく、カリッと表面を揚げたりもできる。 さらに、部位に合わせて温度帯を分けて焼けるため、それぞれのホルモンが最も適した具合で提供できるのだ。
博多から取り寄せた特製ダレに絡ませた白もつは、甘くて香ばしい。
「外国人のお客さん、特に韓国人の方にウケたのはホルモンをヘラで細かく切る調理法。 こうした調理は韓国にはないみたいです」 仕事は実に細かい。 赤もつも、タレが絡みやすいようにホルモンを刻んでいた。
赤もつは、味噌ベースでブレンド味噌を使用する。 シャキシャキとしたもやしが合うのも、鉄板ならでは。
精肉屋の“まかない”でしか食せない希少部位も人気メニュー。 それが「ムカデ」(980円)だ。 肩と首の間の部位で、「カットする前の形がムカデに似ているからそんな名称になったんです」とか。 意外にも見た目よりも柔らかく、黒胡椒とよく合う。 肉自体の味が濃いのでステーキソースも使用していない。 言うならば、バラとハラミのちょうど中間のような味だ。
中は柔らか、外はサクサクの「ミノの唐揚げ」(600円)もおススメしたい。 スナック感覚でいくらでも食べれてしまいそう…。
行列ができるという噂の店、やはりホンモノだった! ちなみに1階は鉄板のカウンター席で、2回は座敷や個室まで完備する。
天神ホルモン裏なんば店 [住所]大阪市中央区千日前2-2-6 [TEL]06-4397-1129 [営業時間]17:00~23:00(火~金) 12:00~23:00)(土日祝) [定休日]月曜
加藤 慶(かとうけい) 大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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