サバをウリにするお店で、必ずや登場するのは「長崎のサバ」。サバ通を唸らせるサバを送り出す長崎県は、まさに「サバの聖地」。もはや「長鯖県」とよばせていただきたい「キング・オブ・サバ県」である。そんな長崎のサバグルメを東京で入手できるのが、長崎県アンテナショップ「日本橋 長崎館」だ。
長崎県アンテナショップ「日本橋 長崎館」は「ナガサバ館」だった!?
サバをウリにするお店で、必ずや登場するのは「長崎のサバ」。 そして、名だたる鯖寿司で多く使われているのも「長崎のサバ」。 サバ通を唸らせるサバを送り出す長崎県は、まさに「サバの聖地」。 もはや「長鯖県」とよばせていただきたい「キング・オブ・サバ県」である。 その美味しさの秘密は地形にある。 五島海域から対馬海峡。大小多くの島々と、リアス式海岸からなる長崎。 岩瀬、浅瀬、砂地などの複雑な地形と、そこに流れ込む対馬海流によって良質のプランクトンが多く生息している「豊穣の海」で育ったサバは、とにかくバツグンの味わいだ。
[「日本橋 長崎館」では、しめさば、南蛮漬け、干物など、 多彩な長崎のサバグルメに出会える!]
そんな長崎のサバグルメを東京で入手できるのが、長崎県アンテナショップ「日本橋 長崎館」。 店内には絶品のサバ商品がそろい、サバファンにとっては「サパラダイス」! 今回は、サバジェンヌが店内を回遊してチェックした、おすすめ商品を一挙ご紹介します!
ブランドサバを上品に仕上げた「旬(とき)さばのしめさば」
[日本遠洋旋網協同組合「旬(とき)さばのしめさば」(1296円)。 ベビーリーフなどと組み合わせてサラダにして、しょうゆとオリーブオイル、 マスタードを合わせたドレッシングで食べるのもジェンヌのお気に入り♪]
長崎のブランドサバといえば「旬(とき)さば」。 松浦市調川(つきのかわ)漁港に位置する松浦魚市場は、日本遠洋旋網協同組合の水揚げ基地。 その7割がサバ、アジという日本有数の「青光り市場」で、10月から翌2月に、水揚げされた400g以上のサバは、弾力のある歯ごたえ、そのあとにすっと押し寄せるしっとりした上質な脂が魅力。 日本遠洋旋網協同組合「旬さばのしめさば」は、工場でひとつひとつていねいな手作業で作られた逸品。 きめ細やかな脂のよさとコクのある旨みをいかすべく、ほどよく締めたしめさばは、品よくとろける味わいが堪能できる。 九州の甘口醤油で食べると旨さ倍増!
1缶1000円のレアもの!「旬さばの缶詰」
[まつうら観光物産協会「旬さばの缶詰」(1080円)。 水煮、味噌煮、醤油煮がある。三個セットも販売]
今、大人気のサバ缶。 長崎館で絶対見逃せないのが、1缶1000円のレアものサバ缶! まつうら観光物産協会「旬さばの缶詰」は、旬さばの数量が少ないために3年がかりで平成28年に完成。 「ふるさと納税」としてのみ使われていたが、2017年から一般販売! 東京で入手できるのはおそらくここだけ!!
[いずれも味付けが絶妙。サバ缶ファンならぜひお試しを!]
1缶に1尾ずつ、ていねいに手詰めされたその味わいは、旬さばのよさがいきた味わい。 ひとくちひとくち、かじっていただきたい! 確かなホクッという歯ごたえ、缶詰の中に入っているのに、リアルさばのような、ふっくらしっとりした身。 エレガントな味わいが楽しめる。 1000円の価値あり!
ふっくら、ジューシーな「さばの南蛮漬け」
[ナカタ「さばの南蛮漬け」(324円)。 できたてのようなふっくら加減がたまらない。 お弁当にもおすすめ!]
長崎といえば「南蛮漬け」発祥の地。 ナカタ「さばの南蛮漬け」は、解凍するだけで唐辛子がほんのり利いた甘酢が、しっかりしみこんだたふっくらした旨みいっぱいのサバが楽しめる。 たまねぎ、にんじんピーマンなどたっぷり野菜とジューシーなサバ♪ 思わず一気食いしてしまう美味しさ(涙)。
応用範囲大! しっとりやわらか「さば生節」
[ミサキフーズ「さば生節 炙燻」(432円)。 お茶漬けにしてもウマい]
ミサキフーズ「さば生節 炙燻」は、多彩な楽しみ方ができるサバグルメ。 サバを塩水に漬け込んでから蒸し上げ、くん液を噴霧して天日干しにして旨みを凝縮させてから、香ばしく炙ってあります。 しっとりやわらか、口のなかでホロリと崩れ、燻製風味もほどよくて、とんでもなく「やさしい」味わい! そのまま酒の肴として、また、サバサンドやサラダに使ってもとっても美味しい♪
長崎ならではのハイカラグルメ「ワイン仕込みさば」
[津田水産「ワイン仕込みさば」(702円)]
さすが長崎。ハイカラすぎるサバグルメを発見! 津田水産「ワイン仕込みさば」は、ワインに漬け込んで仕上げた干物。 2017年度には200万枚を販売した、長崎で絶大な人気を誇る商品だ。
[ごはんはもちろん、ワインと楽しんでも最高!]
ひと口かじるとジューシーでさっぱり。 キレがよく、あとで旨みがガツッとくるのは、ワインマジックの成せる技!?
特製のタレで仕上げた「旬さばの漬け丼」
[「旬さばの漬け丼」(900円 小鉢、味噌汁付きの定食で提供)。 日本橋のサラリーマンにも大人気]
日本橋 長崎館では、イートインコーナーでも絶品のブランドサバグルメが楽しめる。 「旬さばの漬け丼」は、旬さばを博多の郷土料理「ごまさば」に仕上げて丼にした、人気メニュー。 確かな歯ごたえ、脂のりバツグンとろりとした旬さばが、白ゴマ入りのコクのある特製のタレとベストマッチ! サバの「コリトロ」に感涙しながら、白めしが進むー!
[漬けにした旬さばは、旨みが凝縮したとろける味わい]
いやはや、店内はまさに、長崎のサバの「美味しいアミューズメントパーク」! サバファンなら、ぜひ魅惑の「ナガサバ館」へ!
[カステラやちゃんぽんなど、長崎の定番から、ここでしか手に入らない商品もそろう。 波佐見焼も充実の品ぞろえ。]
★10月13日(土)イベント「鯖サミットIn長崎館」を開催。 10月27、28日に長崎県松浦市で開催される「鯖サミット2018in松浦」に出店する長崎のサバグルメの販売、スペシャルサバメニューの提供。 私、サバジェンヌ池田も登場する「長崎のサバトークショー」、全さば連「サバンド」によるサバソングの演奏も実施。
★日本橋 長崎館 [住所]東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル1階 [TEL]03-6262-5352 [営業時間]10:00~20:00 [定休日]無休 https://www.nagasakikan.jp/
池田陽子(いけだ ようこ) サバファンの集い「鯖ナイト」や、日本中のサバ好きが集まる「鯖サミット」などの活動を担う「全さば連(全日本さば連合会)」広報担当/サバジェンヌとして活躍。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)、『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)、『春夏秋冬ゆる薬膳。』(扶桑社)、「ゆる薬膳。」はじめたらするっと5kgヤセました!(青春出版社)。 ※10月13日(土)16時~、長崎のサバをとことん楽しめるイベント「鯖ナイトFeat長崎@東京」を開催。詳細はHPを。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。